男性アイドル
[ジャニーズツッコミ道場]

『歌のゴールデンヒット』、50年の歴史を締める大トリがA.B.C-Zというありがたさと戸惑い

2017/02/15 12:45

 実はヤックンは、この曲でセンターだったにもかかわらず、出だしは主旋律ではなく下ハモ担当だったということを、2017年にして初めて知る。さらに驚いたのは、時系列で紹介されているにもかかわらず、番組の半分くらいの段階でまだ1982年の曲を紹介していたこと。間にクイズやジャニーズのコーナーを挟んでいるとはいえ、どこまでいっても70~80年代の曲が続く印象は否めない。しかも、どれも全部歌える曲ばかり。

 時代の違いをあらためて感じたのは、「1位になれなかった大ヒット曲」コーナーだ。太田裕美「木綿のハンカチーフ」(ちなみに、当時、1位を獲得したのは子門真人「およげ!たいやきくん」)、山口百恵「プレイバックPart2」(1位はピンクレディー「サウスポー」)、サザンオールスターズ「いとしのエリー」(1位はジュディ。オング「魅せられて」)、松田聖子「青い珊瑚礁」(1位は長渕剛「順子」)、宇多田ヒカル「Automatic」(1位はSomething ELse「ラストチャンス」)が1位を取っていないなんて、知らなかった。

 どれも誰もが知っている名曲ばかりで、「昔はみんな知っているヒット曲がこんなにあったんだ……」と、いやにしんみりしてしまう。それに対して、2000年代に入ってからの流れの早いこと早いこと。ヒット曲がいかに生まれない時代かがよくわかるが、00年サザンオールスターズ「TSUNAMI」、MISIA「Everything」の後は、04年くず「全てが僕の力になる!」、08年GReeeeN「キセキ」、10年AKB48「ヘビーローテーション」、11年EXILE「Rising Sun」、14年三代目J Soul Brothers「R.Y.U.S.E.I.」までとびとびにきた。

 そして、なんとトリに登場したのが、「2月13日付最新1位獲得曲」のA.B.C‐Z「Reboot!!!」だったのだ。

 50年の歴史の最後を飾るのが、A.B.C‐Zって……。存在を忘れずいてくれ、グループを網羅してくれ、わざわざ「最新情報」としてラインナップに入れてくれた温かい配慮は、ありがたい。でも、さすがにちょっとどうなんだろうか。

この番組の録画を5年後、10年後に見直したとき、あらためて「A.B.C‐Zで締める50年のヒット曲の歴史」が、じわじわきそうな気がする。
(田幸和歌子)

最終更新:2017/02/15 12:48
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