TOKIO・城島茂が手にした、「国民のおじいちゃん」という無双のポジション
今回ツッコませていただくのは、日々「おじいちゃん」感を高めているTOKIOのリーダー・城島茂。
最近、編集者や友人・知人とジャニーズ雑談をしている際、ふとひっかかることがある。それは、さまざまな人の口から聞かれる「リーダーくらいトシとってると~」「城島リーダーくらいおじいちゃんになれば~」という言葉だ。
自分自身、「おじいちゃん」扱いしていることが多々あるが、ふと気づくと、城島リーダーは46歳。自分と3歳しか差がないし、場合によっては、「おじいちゃん」扱いしている人の方が、城島リーダーより年上のこともある。
にもかかわらず、誰もが「おじいちゃん」と考える、もはや「国民のおじいちゃん」化している城島リーダー。実は全然枯れてないし、むしろ「肉食」タイプだといわれるくらいなのに、なぜなのか。もちろん一般人とアイドルとでは、「年齢」の持つ意味合いが異なるという点はある。スポーツ選手の「選手生命」が短いように、アイドルもまた、46歳というと、高齢になる。
とはいえ、リーダーを大好きすぎて率先して「おじいちゃん」扱いしている松岡昌宏だって、40歳。同じくおじいちゃん扱いする山口達也にいたっては45歳と、1歳しか差がない。さらに、木村拓哉も中居正広も44歳。V6の最年長・坂本昌行も、45歳。誰も彼らを「おじいちゃん」扱いする人なんていないだろう。
城島リーダーが突出した「おじいちゃん」力を手に入れた理由は、いくつかあると思う。1つは、日本農業新聞を読むなど、「農業」に本気で取り込んでいること。また、穏やかな物腰と、やはりルックス。いつも笑顔であることも加わって、深く刻まれるほうれい線の印象は大きいはず。
とはいえ、そうした「ほうれい線」イメージすら、TOKIOメンバーや番組スタッフ、さらには自らが「老化」をネタにして、定着させていった感はある。例えば、『THE!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の企画「城島茂改造計画」では、メンバー最年長の城島の老化防止のために、さまざまなエステや運動が行われてきた。2月5日放送分の「DASH島」企画でも、乾燥が気になる季節ということで、収穫したユリ根で作った片栗粉を用い、保湿効果のあるデンプンが豊富に含まれる「片栗粉パック」を作り、美顔エステに挑戦していたのだ。