木村拓哉『A LIFE』、“後輩”嵐・松本潤『99.9』に敗北危機! 日テレ『行列』にも大惨敗の窮地
木村拓哉主演のTBS連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(日曜午後9時~)が、思わぬ苦戦をしいられている。初回(1月15日)は14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタート。第2話(同22日)は14.7%でわずかにアップしたが、第3話(同29日)は13.9%と下落。2月5日放送の第4話は、自己最低の12.3%まで急降下してしまい、ここまでの平均は13.9%となっている。
同ドラマは、木村にとって、SMAP解散後初のドラマであることから、放送前から大きな注目を集めていた。共演陣は竹内結子、浅野忠信、松山ケンイチ、木村文乃、菜々緒、柄本明、及川光博らと超豪華。当然、莫大な制作費がかかっているとあって、同局内で「最低でも15%、あわよくば20%超」の視聴率が求められていたというが、残念ながら、これまで最低ノルマさえ達成できていない。
かたや、両ドラマの不振を尻目に、“日9”視聴率戦争において、してやったりなのが日本テレビだ。同局の“日9”といえば、おなじみの『行列のできる法律相談所』がオンエアされている。同番組は、常時15%前後の高視聴率をはじき出す優良コンテンツ。ただ、さすがに木村主演ドラマを敵に回すとなると、分が悪いと思われていたが、フタを開けてみれば、強さを存分に発揮している。
その視聴率は、1月15日(3時間スペシャル)が17.6%、22日が15.4%、29日が15.9%で、3週連続で『A LIFE』に勝利。2月5日は『行列』が休止で、『世界の果てまでイッテQ! イモトWT99か国の軌跡2時間SP』がオンエアされたが、番組史上2 位となる22.5%の高視聴率をマーク。『A LIFE』に10.2ポイントの大差を付け、完膚無きまで叩きのめしてしまった。これで、日テレは『A LIFE』相手に4連勝となり、巨大な壁として立ちはだかっている。
そんな中、『A LIFE』は、昨年4月期に放送された嵐・松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)の平均17.2%を下回りそうな気配も漂ってきた。同じ枠での視聴率で、事務所の後輩である松本に敗れるとなると、木村の面目は丸つぶれ。この先、よほどの巻き返しを図らないかぎり、『A LIFE』は日テレに負け続け、『99.9』の視聴率にも敗れ去ることになりそうだ。
(田中七男)