『べっぴんさん』栄輔はなぜポケットに手を入れているのか? 視聴者の考察飛び交う「謎の演出」
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■1月25日(水)/94話~1月27日(金)/96話
94話では、潔(高良健吾)と栄輔(松下優也)の再会が果たされる。一方、家出中のすみれの娘・さくら(井頭愛海)は、高校を辞めて東京に行きたいと言い出すが、視聴者からは「何の目的もないのに、呆れる」「さくらが甘ちゃんでイライラする」「さくらの世間知らずでお嬢様なところが、悪目立ちしてるな」などと厳しい言葉が飛び交った。
95話は、新入社員の西城(永瀬匡)が、キアリス関係者の男性陣が集まる「タノシカ」で酒に酔って暴言を吐いたのち、突然キアリスを退社。一方さくらは、喫茶店「ヨーソロー」の店主・すず(江波杏子)から、「自分の母親は、こういう人だと決め付けない方がいい」といったアドバイスを受ける。頑ななさくらが変わるきっかけになり得る、すずの言葉に、同意する視聴者も多かったようだ。
96話では、若者向けの女性ファッション事業を進める潔が描かれた。しかし、実は栄輔が社長を務める、若者メンズ向けファッションブランド・エイスも同じ分野に進出しようとしていたのだ。潔と会っている時、栄輔はポケットに手を入れており、視聴者はこの点に着目。「栄輔が虚勢を張ってるのを、わかりやすく見せるための演出だと思う」「手を隠してる=本音を隠してる」「昔のままの関係ではないという気持ちの表れかな」「潔に甘えてしまうのを我慢するためじゃない?」など、さまざまな考察がネット上を飛び交った。一方のさくらは、淡い恋心を抱いていた二郎(林遣都)が、ヨーソローのアルバイトでさくらの友人である五月(久保田紗友)と同棲していることを知り、大きなショックを受ける。
さくらは、自身の将来をどう見つめ直していくのか。視聴者の関心が集まっている。