サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「Domani」、強引に男を脱がせる! カルチャー [女性誌速攻レビュー]「Domani」2月号 裸が見たい、と素直に言えない「Domani」だけど……仕事特集で“胸板男子”を強引に脱がせる! 2017/01/25 18:00 女性誌速攻レビューDomani それもそのはず、読者の現実は既婚53%、未婚47%のうえ、「既婚者のうちワーキングマザーは30%」とのことです。うーん、少なっ! 少数派なのに、「働く母」の声でかし! 「既婚者のうちワーキングマザー」って表現も喉に小骨が引っ掛かったような言い回しですね。シングルマザーや、「ワーキング」していないマザーは「Domaniサポーター」にいらっしゃらなかったのでしょうね、きっと。 気になる「年収」は約548万円とのこと。「都市部で働く女性や自ら起業している女性が多いからか、全国の30代女性女性の平均年収より高めの結果に」ですって。たしかに、連載「女 妻 母 働くいい女の『火曜14時』」でも、起業家の登場回数は多いです。今月号でも「女」代表の方は、「工学博士・H2L株式会社創業者・JST(国立研究開発法人科学技術復興機構)さきがけ研究員・早稲田大学人間科学学術院助教」と、なんだか想像つかないけれどすごそうな肩書を持っています。こんな方々がきっと、平均年収を上げているのですね。しかも32歳ですって、ワンダホー! ちなみに、「憧れのファッションアイコン」は、蛯原友里さん、長谷川潤さん、田丸麻紀さん。「長谷川潤さん、田丸麻紀さんは『インスタグラムが素敵』とのこと」だそうで、近々、田丸さんが誌面でライフスタイルを紹介しに登場する日も近そう! 「この顔に生まれたかった憧れの顔は」、石原さとみさん、北川景子さん、知花くららさんです。同世代がくるかと思いきや、意外や意外、若手がきました。そこと自分を比較するから、「Domani」読者は美療に並々ならぬ関心とマネーを注ぐことになってるんですね! ■裸が見たい、と素直に言えない女たち 今月号の特集は「働く自分を好きになる。理想のお仕事スタイル2017」。「働く女性」向けと公言してるだけあり、新年一発目から「日経ウーマン」(日経BP社)も真っ青の労働意識を掲げてます。ライフスタイルページも、「胸板男子の熱血!仕事論」「いつも心に『名言』を。」「2017年は『残業しません』宣言!」など、鼻息荒すぎ! しかしながら、中身を見ると少々浮ついたところが散見されました。例えば、「胸板男子の熱血!仕事論」では、「労働」にこじつけて巧妙にメンズの上半身裸の写真を見せるという、トリッキーな編集を行っております。企画意図は、それらしく「仕事に生きる男性が自分の体に求めるものには、その人の生き方を支える熱い想いが込められている」となっていますが、簡潔にいうと「男の上裸が見たい」。尾上松也さん、リオ五輪水球日本代表・保田賢也さん、お笑い芸人・ジャングルポケット斉藤慎二さんの3名の上裸が掲載されています。ヨッ、脱がせ上手! 次のページ 「自分なくし」VS「自分らしさ」 前のページ123次のページ Amazon Domani(ドマーニ) 2017年 02 月号 [雑誌] 関連記事 「Domani」の美容はもはや『ロボコップ』ノリ!? 「マシーン所有」の字面に見える信頼ししゃも脚にボトックス! 細くするなら「打てばいい」の“大人すぎる”「Domani」「不寛容な社会」企画の「Domani」に内在する、女たちを縛り上げる厳しい目線「Domani」が35歳女に強要する、仕事と結婚と「母」への道……林真理子も後ろ盾に!「Domani」、年下男子との恋をついに解禁! 緻密なプラン提案も肝心の「授かる」がない!?