『べっぴんさん』靴職人・麻田、「市村正親の俳優人生に重なる」と絶賛された珠玉の一言
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■1月7日(土)/79話~1月10日(火)/81話
79話では、取引の場で自分の英語が通じず、自信を失った明美(谷村美月)に、すみれが「姉・ゆり(蓮佛美沙子)から、ビジネス英語を教わってはどうか」と提案をする。一度はそれを断った明美だったが、ゆりから「あなたの自意識はいらないものだと思う」と厳しい一言を浴びて一念発起。ビジネス英語を学ぶことを決意する。視聴者からは、そんなゆりに対して、「きついことを言っていたけど、すごく正しい」「心にズンと来る一言だった」と称賛の声が上がった。
80話では、子ども服店・キアリスの売り上げが急激に落ちるという事態が勃発。すみれの夫・紀夫(永山絢斗)は、原因がわからず悩むばかりだが、実は巷で、質の低いキアリスの偽物が安く売られ、その店に客を取られていたのだ。そんな中、すみれは靴職人の麻田(市村正親)に、娘・さくら(粟野咲莉)の入学式用の靴を作ってもらえないかと依頼。麻田は、視力の低下や体の不調のため作れないと断るものの、どうしても麻田に靴を作ってほしいさくらは、麻田に頭を下げて頼み込む。
81話では、さくらの靴を作ることを決意した麻田の姿が描かれた。さくらは、麻田の元に通い、その様子を見つめ続けた。靴が完成すると、麻田はさくらの靴を最後の仕事にするとし、「最後に幸せな仕事をさせてくれてありがとう」と礼を言うとともに、キアリスの偽物に悩まされるすみれたちに対して、「本物を作り続けるだけ」と伝える。このシーンには、視聴者から「『どんなことがあっても貫き通す』市村正親の俳優人生にも通じる素晴らしいシーンだった」「市村さんご本人の俳優人生と麻田さんの言葉が重なって、なんだかじんわりしちゃった」と絶賛の声が飛び交った。
次回からは、一気に10年の時を経て、成長したさくらたちの姿も描かれるという。キアリスメンバーたち、そしてその周りの人々がどう変化するのか、視聴者は期待に胸を膨らませている。