芸能
サイ女の朝ドラ通信

『べっぴんさん』2017年一発目から“家族問題”――ギスギス展開に「新年から見たくない」

2017/01/06 13:45
『べっぴんさん』(NHK)公式サイトより

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!

『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。

■12月28日(水)/75話~1月6日(金)/78話
 75話で、キアリスを子ども用品の総合店にするため、まずは食器を作ろうと決意したすみれ。なんの相談もなしに工場と話を進めていたことに、夫の紀夫(永山絢斗)は激怒するが、完成した食器は即完売。また、すみれの姉・ゆり(蓮佛美沙子)と潔(高良健吾)夫婦の元には、新しい命が生まれる。

 2017年一発目となる76話では、近江の坂東本家でお正月を過ごす、すみれたちの姿が描かれた。おめでたい元日にもかかわらず、すみれの父・五十八(生瀬勝久)と潔が、会社の経営方針で意見が合わず討論に。また五十八の兄・長太郎(本田博太郎)とその息子・肇(松木賢三)も、商売のやり方で対立する状態が続いていた。視聴者からは「新年から家族がギスギスしてるのは、ちょっとな……」「年明けくらい、もっと明るい話が見たかった」などと厳しい意見が上がった。

 77話では、重苦しい雰囲気の坂東本家で、さらに五十八と長太郎が口喧嘩を始めてしまう。そんな中、すみれの祖母・トク子(中村玉緒)は、2人に亡き夫が書いたという書を探させる。そこには「飲んで 食って 歌へ」とあり、この言葉を見た2人は、心機一転、それぞれ息子たちと和解し、“飲んで食べて歌う”楽しい正月を過ごしたのだった。しかしこの書に対しては、視聴者から疑問の声が噴出。「長年しまい込まれてたはずなのに、書がきれいすぎ」「新しいし、見つけやすいところに置いてあったから、きっとトク子さんが書いたんだろうな」といった推論が飛び交った。

 78話ですみれは、海外との取引を視野に入れ、キアリスにも英語の堪能な担当者を入れたいと考え始める。大学で英語を熱心に学んでいたゆりに相談するものの、子どもが生まれたばかりだからと断られてしまう。困ったすみれは、外国人相手に英語で話をしていた明美(谷村美月)を頼るが、取引の場でビジネス英語がわからず、商談はうまくいかなかった。視聴者からは、この展開に対して「明美が気の毒すぎる」という声が上がったほか、「そもそもすみれは、明美が英語をしゃべれると知っていたはずなのに、なぜ最初にゆりに相談したの? モヤモヤしちゃう」「これは脚本のミスのような気がするな」といったツッコミの声が飛び交った。

 新年から厳しい意見も上がった『べっぴんさん』だが、17年は、さらなる躍進を遂げるキアリスとすみれたちの姿を見せてほしいものだ。

最終更新:2017/01/06 13:46
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