ジャニーズ『カウコン』、「メリーのモノマネ」「センキューSMAP」発言で賛否両論
2016年12月31日、毎年恒例の『ジャニーズカウントダウンコンサート 2016→2017』(以下、カウコン)が東京ドームで開催された。会場では、出演者がこの日解散したSMAPに言及する場面もあり、ジャニーズファンの間で賛否両論の意見が入り乱れている。
少年隊・東山紀之や元男闘呼組・岡本健一、元光GENJI・佐藤アツヒロといったベテラン勢から、ジャニーズJr.まで登場した今回の『カウコン』。例年同様にフジテレビ系で生中継が行われ、『カウコン』ならではの貴重なコラボレーションで会場のファンと視聴者を楽しませた。
年が明けて17年に突入した後に行われた「ジャニーズシャッフルメドレー」では、グループの垣根を越えたシャッフルユニットによりジャニーズの人気曲が披露され、SMAPのシングル「オリジナルスマイル」も歌唱された。Sexy Zone・佐藤勝利が曲紹介すると、会場からは一際大きな歓声が沸き起こった。
「テレビ放送が終了した後には、岡本が『放送してないんだよね?』と確認した上で、『センキューSMAP!』とコメント。このシーンは情報番組『PON!』(日本テレビ系、1月4日放送)などでオンエアーされ、岡本の後、V6・井ノ原快彦も『センキューSMAP!』と続き、タッキー&翼・今井翼は『ありがとうSMAP!』と感謝を述べました。最後に、TOKIO・長瀬智也が『最後にSMAPに拍手を送ろう!』と呼びかけると、会場の5万5,000人から拍手が起こったんです」(ジャニーズに詳しい記者)
一方、これら発言を知ったSMAPファンは「みんなニコニコしながら『サンキューSMAP!』って……おふざけにしかみえない」「中継が終了したことを確認してから『サンキューSMAP!』って、悪意しか感じない」などと批判的な思いを抱いているようだ。
また、放送されていないところでTOKIO・松岡昌宏が、メリー喜多川副社長の声をマネする“内輪ネタ”もあったといい、この件に関してもSMAPファンの怒りを買っているという。
メリー副社長といえば「週刊文春」(文藝春秋)でSMAPと元チーフマネジャー・飯島三智氏に毒を吐き、解散騒動の火種を作った人物とも言われている。そのため、一部のSMAPファンがTwitter上で不快感を示すと、TOKIOファンが「松岡さんがすみません。メリーさんのモノマネは昔からの持ちネタで、ライブでよくやってます。でも、このタイミングでやるのは考えなしでしたね……」などと、フォローする事態に。松岡が元SMAPメンバーで現在はオートレーサーの森且行と連絡を取り合っている点や、かつてコンサートで飯島氏のエピソードを話していたことを引き合いに出すなど、あくまで松岡に“悪気はなかった”と主張している。
さらに、『カウコン』に関しては、SMAPと密接な関係にあったKis‐My‐Ft2の“扱いの悪さ”も問題視されているという。例年、『カウコン』の放送が始まる前に一部出演者が登場して会場でパフォーマンスを披露しているが、今回はKis‐My‐Ft2の出番がなく、7人の姿を見れたのは本番のみだったとか。オンエアーでは、持ち歌を含めた3曲を披露したものの、ファンにとっては物足りなかったようだ。
「本番前にはジャニーズWEST、A.B.C‐Zがそれぞれ3曲歌い、中山優馬が2曲、Sexy Zoneは4曲を披露。そのほか、屋良朝幸を中心にかつて活動していたJr.内ユニット・舞闘冠の曲を歌ったそうですが、ここにユニットメンバーのKis-My-Ft2・千賀健永が登場しなかったことで、ファンが落胆。A.B.C-Z・塚田僚一が乱入したにもかかわらず、正統なメンバーの千賀がいないのは意図的ではないかといわれています。キスマイファンからは、『WEST、A.B.C-Z、セクゾが3曲ずつくらい歌ったから期待したのに』『嫌がらせとすら思えるくらいひどかった』『今年はキスマイの扱いが悪くて、しんどいなと思った』という嘆きの声が上がっています。飯島氏がマネジメントを手がけていたため、今後の活動が不安になったのでしょう」(同)
とはいえSMAPメンバーは解散後もジャニーズ事務所に残留しており、今後の共演事情にも注目が集まっている。ジャニーズファンをはじめタレント陣も5人を温かい目で見守ってほしいものだ。