メリー喜多川「女帝糾弾」、夏目三久「芸能史に残る熱愛」……2016年の“女”を斬る!
この間というもの、真偽不明なさまざまな情報が飛び交っていた。交際は本当だが、夏目の所属事務所・田辺エージェンシーの田邊昭知社長が激怒している。実は夏目は田邊の“愛人”ではないのか。田辺エージェンシーが有吉の事務所・太田プロに圧力を掛け、数カ月前にすでに別れさせていた。有吉はこれでおしまい。いや、夏目は今でも有吉にぞっこんで結婚、出産を望んでいる――。
自分に関する大騒動が巻き起こっている。しかし夏目の様子は普段と変わらない。微妙な微笑みもまた、いつも通りだった。
もし妊娠が本当だったら、そんなストレスに耐えられるの? 本当に有吉との関係を引き裂かれたのか? 報道はやはりガセ? 何か兆候がないのか? そんな思いで夏目を見ている視聴者は多かったはずだ。
だが『あさチャン!』は通常通り、そして熱愛をスルーしたまま続き、5日後の29日から“以前より予定していた”として1週間の夏休みに入ったのだ。夏休みを巡っても、さまざまな臆測が駆け巡ったが、夏目は予定通り1週間後に復帰した。なんのコメントもしないまま。
また激怒した田邊社長は「この一件には触れるな」とマスコミに通達を出したとされる。その効果もあってか、次第に2人の関係に触れるマスコミはなくなっていった。
さらに、当初強気の姿勢を崩さなかった「日刊」だったが、11月24日になって、突如 “お詫び”記事を掲載した。結局は、全てが“なかった”ことになったのだ。
芸能史上でも稀な、謎に満ちた熱愛スキャンダルだったが、それ以上に、謎に満ち、不可解な態度を貫き通した夏目。
もしかしたら、想像以上に“強い女”なのかもしれない。
◎ネット中心に糾弾が巻き起こった“女帝”
その姿は週刊誌に掲載された数少ない写真でしか見たことがないが、今年最大の騒動であるSMAP独立問題に“主役”として大きくクローズアップされたのが、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長だった。
メリー氏は、これまでジャニーズ事務所の“女帝”として君臨し、さまざまな伝説が流布されてきた。だがメディア露出は皆無であり、その実像はほとんど知られていなかった。そんなメリー氏が、一躍SMAP騒動の“ヒール”としてネットを中心にジャニーズファンからも糾弾されたのだ。これは大事件だった。
そもそもSMAPが独立、解散することになったのは、メリー氏が初めて応じた15年の「週刊文春」(文藝春秋)のインタビューがきっかけである。ここでメリー氏はSMAP育ての親である飯島三智チーフマネジャーを叱責、その後のSMAP独立問題に発展したのは周知の通りだ。
もちろんメリー氏は当時知るはずもない。それが自分への大バッシングに発展することを。