ベビーシッターとデリヘルは管理が同じ!? 会社にこまめに連絡させる理由とは
■自己流が抜けないシッター
ネットすげー、その2。いまや、SNSやブログをやっている方が多いですよね。ベビーシッター事業「森のナーサリー」のお客様を見つけることも多いのですが、そこに「初めてのベビーシッター、シッターさんが若くてかわいく、子どもたちはシッターさんの方へ行ってしまい、まったく後追いせず……」といった内容の日記を見つけました。これってすごくうれしいです。
最近気になるのは、おばちゃんシッターのこと。別のシッター会社にも長く勤め(もしくは直引きしたのか)、自分の顧客もいる方なのですが、自己流の癖が抜けず、入室連絡はするが退出連絡なし、行けない仕事についてはメールの返信をしないなど、困っています。森のナーサリーは、前日確認、入室&退出連絡とデリヘル並みの細かい連絡となっているのですが、これはスタッフの安全を思ってやっていることなので、いいかげんにはしてほしくないです。おばちゃんだから事件や事故に巻き込まれないだろうとか、そういうのは通じません。安全面はもちろん、保護者が見ている前で連絡をすることによって、「会社がしっかり管理しているので、シッターと直接交渉しにくいな」と思わせる意味もあります(まさにデリヘルの発想ですね)。軌道に乗ってきたので、流出をさせないのがこれからの仕事ですよ。
おばちゃんシッターは、自己流が抜けない人もいれば、逆に指示待ちも多く、面倒な場面も多いですね。機転を利かせて現場で動けるのは、やっぱり若い子が多いです。これからは、経験はなくても若くて「ベビーシッターしたい!」という子を、育て、経験を積ませればいいなと思います。「●●さんと出会えたことに感謝」と言ってくれるお客様の担当は、みな20代。30代&40代は手抜き感、50代はややこしい感、60代は体力が心配なのだと思います。中年で人気があるのは、美人しかいないかも……。保育園でも感じていたけど、子どもも年齢が近いほうが、一緒に遊べる感があるのかもしれませんね。
角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では8歳の愛娘の子育てに奮闘中。