織田裕二『IQ246』1ケタ陥落!! 最終回目前で、今期“TBSドラマワースト”になった敗因は?
織田裕二主演のドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)の第9話が、12月11日に放送され、視聴率が9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、同ドラマ初となる2ケタ割れを記録した。
同ドラマは、貴族の末裔にして、IQ246を持つ天才でもある法門寺沙羅駆(織田)が難事件を解決していく本格ミステリー。第9話では、刑務所に拘留されていた世界的に暗躍する犯罪コンサルタント・マリア・T(中谷美紀)が、服毒自殺に見せかけて脱獄に成功。沙羅駆たちと対決する……という内容だった。
「今話では、緊迫した展開が描かれました。終盤では沙羅駆がマリア・Tの居場所を突き止め、一対一で対話を行うのですが、そこに激情した沙羅駆の執事・賢正(ディーン・フジオカ)が飛び込んできてマリア・Tに発砲。しかし沙羅駆は賢正を人殺しにさせたくないと、マリア・Tをかばって銃弾を受けるんです」(芸能ライター)
虫の息になったように見えた沙羅駆が賢正に抱えられたまま、遺言めいた言葉を伝えるシーンには「よりによって賢正が沙羅駆を撃つっていうのが切ない」「ここにきて、さらに絆が深くなった」といった感動の声が視聴者から続出。そしてマリア・Tの差し金で沙羅駆に射殺命令が出され、警官隊に囲まれて終わるラストに、「これどうやって決着するの?」と最終回への期待も高まっているようだ。
「一部視聴者の関心は高いものの、視聴率は低迷しています。『全体的に、推理ドラマとしてワクワク感に欠ける』『IQ246の天才という設定が全然発揮されていない』『貴族の末裔だとか、天才だとか、設定を大げさにしてしまったことで、逆に事件内容が陳腐に見える』など、主に脚本に関する苦言が多く、そこが視聴者離れを起こした原因ではないでしょうか。初回こそ13.1%と好調でしたが、第5話以降は10%前後で低迷し、今回ついに2ケタを割ることに。また、今期のTBSドラマでは、火10枠『逃げるは恥だが役に立つ』の第9話が16.9%、金10枠『砂の塔~知りすぎた隣人』の第9話が11.3%だったので、最新話の視聴率を比較すると、今期のTBSドラマ3作品の中で『IQ246』が最下位となってしまいました」(同)
最終回目前で、ワースト記録を更新した『IQ246』。続編を期待するファンも多いようだが、ひとまず最終回でどれほど挽回できるかに注目したい。