SMAP解散まで2カ月、『紅白』『スマスマ』香取引退……マスコミ“書き放題”で混沌
まあ、どちらにしても周辺情報と臆測情報だ。
もちろん、こうした状況は2誌の女性週刊誌に限らない。その代表格が11月6日に「東京スポーツ」が報じた“香取慎吾 来年9月に芸能界引退”報道だ。ほんまかいな。
香取に関しては、これまで解散の“戦犯”として盛んに報じられてきた。いわく、キムタクへの不信感がぬぐえないし、一緒にさえいたくないと。しかし実際は、こうした類いの報道はジャニーズサイドから出たものらしい。さらに最近になって出てきたのは “香取以外のメンバーはキムタクと歩み寄り”というもの。その理由は香取を悪者にして、キムタクのイメージアップというジャニーズ戦略としか思えないものだが、しかしそれは決して成功しているとは思えない。
メディアの書き放題、混沌は、つまりジャニーズのメディア戦略の混沌ということなのだ。
少子化が叫ばれる昨今だが、各地で巻き起こっているのが保育園建設を巡る反対運動やトラブルだ。東京都杉並区、調布市、台東区、兵庫県芦屋市、千葉県市川市、佐倉市、我孫子市――。
朝日新聞の報道によれば、2016年4月に全国で開園予定だった保育園のうち、中止や延期になったのは15の自治体で49園もあったとか。
そんな中「女性自身」が取り上げたのが、昨年まで“住みたい街ナンバーワン”だった東京都吉祥寺。ここでも昨年9月、認可保育園が近隣住人の反対で撤退するという事態が起こっていたという。記事によれば、ある住人が反対した理由はこうだ。
「幼稚園もあるのだから、母親がそこまでして働くのはどうかと思いますがねえ。この近辺はもともと働くお母さんは少ない地域でしたから」
この住人が男か女か、そして年齢なども書いていないが、唖然呆然だ。それ以外にも、他自治体同様、騒音や送迎の際の交通量の問題などがあったが、まさに“地域エゴ”。宇多田ヒカルが“東京って、なんて子育てしにくそうなんだろうとびっくり”と発言して話題になったが、まさにその通り。閉塞した社会で人々の心も荒んでいく。そして子どもという“弱者”を疎んじ、自分と違う価値観の人間を排除しようとする。いやな社会だ。
吉祥寺といえば、かつて楳図かずおの“まことちゃんハウス”が景観を損なうとして近隣住人から訴えられる事件があったが、“住みやすい街”なんて持ち上げられて、地価も資産価値も上がって、もてはやされたことで、“高級住宅街なんだから”などと排他的で間違えたプライドを植え付けられた住民がいるのだろう。挙げ句、お母さんは働くな、か。
若者にも人気の街だが、しかし子育てするママには冷ややか。保育園問題で排他的で多様化を拒むということが知られ、今後若者からソッポを向かれたら、街全体の資産価値も下がるかもしれないのにね。
恋愛報道に関し、「プライベートなことは本人に任せています」とジャニーズ事務所初の容認コメントが飛び出したV6・森田剛と宮沢りえの熱愛。だからなのか、「セブン」では宮沢りえの“女の生き方”がトップ特集になっている。芸能界ってわかりやすい(笑)。