カルチャー
皇室記者インタビュー【後編】

皇室記者が語る、“雅子さまバッシング”の裏事情! 「秋篠宮家は意外と……」

2016/11/20 15:00
「皇室 Our Imperial Family 第60号(扶桑社ムック)」(扶桑社)

(前編はこちら)

――皇太子一家の記事が読者に求められているとのこと。ここ数年、皇太子妃雅子さまに対する批判的な論調の記事を目にする機会が多いように感じます。

皇室記者X(以下、X) 一番の理由は、のちの皇后になるお方だからです。今年の夏に明らかになった天皇陛下の生前退位の意向もあり、あと数年で今の皇太子が天皇になり、自動的に雅子さまが皇后になることも、報道が過熱する理由。今の皇后、美智子さまも当時は初の民間出身の皇族入りということもあり、注目の的でした。当初はいろいろな批判もあったそうです。これは皇太子妃の宿命ともいえるのですが、ただやはり個人的には、かわいそうな部分も感じます。

 雅子さまは海外の大学出身で外務省にお務めになられていた方で、外交に関して自分の力を発揮したいといと思われている方でした。皇室に入ることで外交面に関われるという気持ちもあったでしょうが、それもできないことが多い現状。皇室という特殊な環境で常に人から注目される存在となり、“適応障害”という病気をされて、今も療養中ということになっています。その病気になったことも、世間からは「次の皇后は大丈夫か」といったような批判を受けてしまうという悪循環にもつながってしまったり……。さらにお世継ぎがなかなかできなかったという問題も、世間からのバッシングを受けていた原因かと思います。愛子さまの不規則登校のときも、学校まで付き添われていたことで「過保護すぎる」と言われてしまい、雅子様ご自身も、何が正しいのかわからなくなった時期もあるんじゃないかと、皇室記者の間でいわれています。

――皇室記者の間で、特に人気の高い皇室の方はいますか?

X 世間的には、佳子さまフィーバーもあり、スマートなイメージのある秋篠宮家は人気があるかもしれませんね。ただ、記者の中では秋篠宮家は意外と人気がないという印象です。皇太子一家は人気というか、“注目度”が高いですね。将来の天皇家ですし、雅子さまもご病気されるなど話題性に事欠きません。世間では雅子さまへのバッシングが目立ちますが、記者の中では意外とそういう見方よりも、「好きなようにやらせてあげればいいのに」と擁護する意見が多い印象ですね。あとは皇位継承権第3位で、将来的に天皇に即位する悠仁さまは、注目度が高いです。

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