体を鍛えまくっている歌手のデミ・ロヴァートが、あのシルヴェスター・スタローンをノックアウト!
子役として芸能活動を開始し、米ディズニー・チャンネルの青春テレビ映画『キャンプ・ロック』(2008)のヒロインに抜てきされ大ブレイク。翌年、同局で主演ドラマシリーズ『サニー withチャンス』がスタートし、若い世代から絶大なる支持を得るようになったデミ・ロヴァート(24)。摂食障害とアルコール&薬物依存のリハビリ治療を受けるなど苦しんだ時期もあったが、13年に発売した、通算4枚目のアルバム『Demi』で見事復活。ブリトニー・スピアーズと一緒に人気オーディション番組『X ファクター』の審査員も務め、若い層からロールモデルとして尊敬されるようになった。
そんなデミが真剣にトレーニングを受けていると発覚したのは、今年5月のこと。インスタグラムに、巨大なバーベルを背中に乗せながらスクワットをしている動画を投稿。続けて、床に置いたミットに繰り返し肘鉄を食らわせている動画も公開した。「この世の犠牲者になるなんて絶対に嫌。今までも、これからも絶対にならない」というコメントを添え、世間を驚かせたのだ。バーベルの動画には「スナップチャットをフォローしてね!」というメッセージが添えられており、以来、デミは、本気でトレーニングしているジムでの動画を、スナップチャットに頻繁に投稿するようになった。
デミが足しげく通っているジムは、カリフォルニア州にある「アンブレイカブル・パフォーマンス・センター」というMMA(Mixed Martial Arts、日本でいう総合格闘技)を取り入れたスポーツクラブ・ジム。動画に頻繁に登場するトレーナーはジェイ・グレイザーで、同ジムのオーナー。これまで50人を超えるNFLのアメフトプロ選手や、元UFC世界ライトヘビー級王者でキックボクシング全米ヘビー級でも頂点に立ったことがあるチャック・リデル、「生けるブルース・リー」と呼ばれている総合格闘家のカン・リーのトレーニングも行っている。
10月に米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」の突撃取材を受けたジェイは、「デミは結構な雌ライオンだぜ」「手抜きすると激怒するんだ」「メンタルがファイターなんだ」と、感服するように頭を振っていた。「デミが試合で戦う可能性は?」という問いには、「彼女の性格はファイターだから。デミの爪のあかを(総合格闘技団体)UFCの男たちに飲ませたいくらいだ」と言い、「デミのパンチやキックを動画で見ただろ? あのすさまじさ、わかるだろ?」「オレに一番ひどいあざを作ったのはデミだよ。まったくバイオレントな奴だ」と、うれしそうに語っていた。
このジェイのインタビューに、MMAファンは注目。実はデミ、10月頭にはTwitterに「17年が待ちきれない。音楽やスポットライトから距離を置くの……私は、この業界やメディアのために生まれてきたわけじゃないの」と投稿。芸能界から休養すると宣言したばかりだったのだ。
もしかしたら、デミは格闘家としてリングに立つのではないか。ネット上で大盛り上がりを見せる中、デミが現地時間2日、“ロッキー”として知られる俳優シルヴェスター・スタローンをノックアウトしている動画をインスタグラムで公開したのである。