トップクラスの“推され”Jr.神宮寺勇太、稀有なヤンキー感が持ち味も「埋もれ」がち?
巨大アイドル帝国・ジャニーズ事務所に所属するJr.たちは、デビューを目指して日夜鍛錬を続けている。しかし、彼らを応援するファンは常に不安と背中合わせ。「この子は売れる? 次の現場はどこ? もしかして退所!?」――そんなスリルと楽しく共存できるよう、将来有望な銘柄を「Jr.証券取引所」がご案内。
【常にいい位置で安定、しかし個性不足で埋もれがち】
神宮寺勇太(じんぐうじ・ゆうた)
入所間もない頃から現在まで、ずっと第一線で活躍、常にトップクラスJr.として安定した高値をキープし続けている人気銘柄である。
2015年には、現在のMr.KINGメンバーと6人ユニット「Mr.King vs Mr.Prince」を組み、その一員として活躍。現在の所属ユニットは、岩橋玄樹、岸優太とのトリオ「Prince」。Princeは、ジャニーズJr.でありながらテレビ朝日系列の冠番組『真夜中のプリンス』に出演中で、もちろん本銘柄も毎週出演している。
常にいい位置、しかし、その“いい位置”の中では、どセンターに立ったり、1人目立ったパフォーマンスを行う機会は多くない。際立った突出の少ないところが、本銘柄の特徴か(だからこその「安定」ともいえるかもしれないが)。11年のSexy Zone結成直前には、佐藤勝利、松島聡、マリウス葉などと一緒にパフォーマンスする機会も多く、メンバー候補だった可能性もあるが、Sexy Zoneメンバーには選ばれていない(このラインには、ほかに岸優太や高橋颯などもいた)。上記『真夜中のプリンス』などでの発言回数も、他Jr.に比べて少なく、個性の強い共演者の中で、ともすれば「埋もれ」になっていることもある。
ルックス的にややチャラさがあったため、一時期は“チャラ宮寺”とJr.の仲間やファンに呼ばれ、“チャラい”ことをウリにしていた時期もあったが、おそらく本質的にはあまりチャラくなく、むしろ“オトナシ宮寺”の可能性も高い。チャラ宮寺を演じきれればいいのだが、今のところそのギャップをうまく処理できていないまま迷走期に突入、新たなブレークスルーを模索中という印象もある。
もちろん“トップ推され”の常連銘柄、現状での暴落や大幅な下落はないとみられ、良くも悪くもある程度の安定は続く。この先の値動きは、単体の要素よりも、関連銘柄「岩橋」「岸」株の動きと連動する見込みが強い。売り買いの判断は、それらの銘柄の値動きに注目しておく必要がある。