1歳の姪とルームメイトとの女3人暮らしで、「女の友情」の見方が変わりました
こんにちは、ちかこです。同世代の女性と一軒家で女3人暮らしています。幼児を引き取り、時間もお金も余裕も雀の涙の生活ですが、姪の成長が小さな幸せになっていました。
◎家族や友人の話は暗黙の了解でNG
姪を育てるシングル伯母さんの私ですが、育児をサポートしてくれている同居人がいます。彼女とは、幼い頃から固い絆で結ばれたアンとダイアナのような腹心の友です。七難八苦を乗り越えて……女の友情鉄のごとし! という小説のような関係なら素敵なのですが、実際は数年前からのルームメイトです。猫を飼うための物件を探していた私を、破格の家賃で受け入れてくれた恩人なのです。
当時アパートを退去することになり、予算内でのペット可物件がいくら探しても見つからず途方に暮れ、行く当てのない四十路女と猫どもにとって、それはまさにカンダタにおける糸でした。落ちることなくその糸を登った私たちは、なんとか人並みの生活を送ることができています。
ルームシェア経験がなかった私ですが、同居人にとっても私が初めてのルームメイトでしたので、お互いが気持ちよく暮らしていくためのルール作りは手探りでした。
まず、お互い不必要な干渉はしないことにしました。明文化したルールではありませんが、暗黙の了解で家族の話や友人関係などは基本話しません。また、男性を家に連れてくることは絶対にNGということで、それが守れないならばルームシェアはできないと言われました。これは邪推ですが、過去そういったトラブルがあって難儀したのだろうかと思うくらい断固とした口ぶりでした。助け合うのと甘えるのとでは、似ているようで違います。ルールがありそれを守るからこそ、他人同士が衝突せずに暮らしていけるのだと思います。幸いにして今まで大きな諍いもなく生活してきました。
いつか借りを返さなければならない、女の仁義を見せようじゃないかと決意していた私ですが、育児においてまた彼女に借りを作ることになり、頭が上がりません。普段はモデル張りに背筋をピンとして歩いていますが、彼女の前では常に猫背です。
私は現在アルバイトとWebライターで生計を立てているのですが、アルバイト中は彼女に姪の面倒を見てもらっています。その分、家事分担の割合を増やしたのですが、姪を数時間世話する代わりとしては労力が見合わないと思いますので、本当に感謝しています。