「バーニングのお気に入り」西野カナ、ヒット曲ナシなのに『レコ大』『紅白』連続出場の怪
年末の大型音楽番組『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)のノミネート曲、また『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。『レコ大』は「週刊文春」(文藝春秋)が報じた1億円買収疑惑、また『紅白』も「過去最大級の目玉不足」などと揶揄されているが、数年間にわたって危なげなく両番組に出演し続ける西野カナは、独特なポジションを築いているという。
初のオリコン1位を獲得した2010年、西野は『紅白』初出場を果たし、今年まで連続出場を続けている。また『レコ大』も、11年以降は必ず優秀作品賞にノミネートされ、大型音楽番組の常連となっている。
「昨年は、『トリセツ』で両番組に出演した西野ですが、今年リリースの『あなたの好きなところ』『Dear Bride』はそこまで話題性もなく、今年を象徴するような楽曲とは言い難い。もはやアーティストとしても、かつてほどの威光はなくなりつつありますが、それでも暮れの2大音楽番組には難なく出演を決めました」(スポーツ紙記者)
特に『レコ大』の賞レースに関しては、業界関係者の間で「大本命のアーティストが獲らなかった場合は、西野が大賞を受賞する」と常々いわれていた。
「“本命”ではないものの、昨年も今年も、有力候補の1人とされてきました。買収疑惑が取り沙汰されたEXILEや三代目 J Soul Brothers、またAKB48ほど業界内での影響力はないものの、逆に芸能界のしがらみがないという点から、このポジションをキープし続けています」(同)
西野がこの地位を得た背景には、関係者間でも複数の説が存在するようだ。父親が政財界の大物だからという者もいれば、“芸能界のドン”の寵愛を受けている、という語る者もいる。
「西野のプロモーションに協力しているのは、“ドン”ではなくバーニングプロダクションの“番頭”K氏です。K氏がなぜ西野を推すかといえば、単純に西野のレーベル担当者がK氏に相当気に入られており、番組のブッキングなどを手伝ってもらっているからだそう。賄賂や枕営業といったキナ臭いものではありませんよ。現在の音楽業界で、西野は最もクリーンな“歌姫”といえるでしょう」(レコード会社関係者)
さまざまな疑惑に揺れている『レコ大』だけに、今年最も大賞を受賞すべきアーティストは、西野なのかもしれない。