AKB48『紅白』選抜総選挙に猛ブーイング!! 「私物化するな」「公共放送なのにゲスすぎる」
11月24日、大みそかに放送される『第67回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表され、AKB48の9回目の当選が決定した。さらに、記者会見では「AKB48 夢の紅白選抜をみんなで選ぼう」という、視聴者投票で『紅白』選抜メンバーを決める企画も発表され、ネット上を騒然とさせている。
「今年、48グループで出場権を得たのはAKBのみだったのですが、同企画は、AKBに加えてSKE48、NMB48、HKT48、NGT48の合計300人以上の全メンバーが対象。まずは、12月上旬に『紅白』の公式サイトで、それぞれの『今年かなえた夢』を発表し、これを元に、視聴者が選抜にふわさしいメンバーを選び、投票するといいます。同29日に選抜メンバー48人が発表され、31日の『紅白』内で順位を公表するそうです。会見に出席していたAKB・渡辺麻友やグループの総監督を務める横山由依らも、事前にその話を知らされておらず、ひどく困惑していたとか」(芸能ライター)
『紅白』の制作統括を担当する矢島良チーフプロデューサーは、今年のテーマが「夢を歌おう」であることを挙げ、「我々は(AKB恒例の)“総選挙”とは一線を画していて、あくまでも“紅白版の夢の選抜”を作りたいという思いです」と、強調していたという。
「とはいえ、世間から見れば総選挙との明白な違いはない。そのため、ネットには『ほかの出演者にとっては迷惑極まりない』『総選挙は自分達で勝手にやればいいけど、わざわざ紅白で茶番を見せるな』『紅白はAKBだけのステージじゃない。いい加減に私物化やめろ』といったバッシングが飛び交っています」(同)
AKBの紅白私物化は、以前から問題視されていた。2013年の出場時、大島優子が卒業を発表した際には、「自分たちのコンサートでやれよ!」などと批判が噴出。また、15年には、高橋みなみの卒業目前ということで、OGの大島や前田敦子がサプライズ登場した際も、「話題づくりにしか見えない」「私たちが『紅白』の主役だと思っていそう」などと、ブーイングが巻き起こっていた。
「散々叩かれたにもかかわらず、今年はさらに大掛かりな企画をやるとあって、ネット上の視聴者から総スカンを食らっています。また、AKBへの非難だけでなく、NHKに対しても『ますます紅白を見たくなくなるし、せっかく楽しみにしてくれてるお年寄りだってチャンネル変えちゃうよ』『順位発表の時間で、ほかに出られなかったアーティストの枠が作れたはず』『公共放送で女の子のランキングってゲスすぎ……NHKがやることじゃない』というような書き込みが散見されます」(同)
その一方で、「投票券を大量買いできないから、本当に一番人気のメンバーがわかる」「総選挙で上位のメンバーが落ちたら、それはそれで面白い」などと、同企画に期待を膨らませる人もいるようだ。果たして『紅白』当日、AKBの企画は、視聴者にどう受け止められるのだろうか。