『ドクターX』3年ぶり20%割れ! 泉ピン子に「下品」「演技がヘタ」と非難ごうごう
今クールの連続ドラマの中で、最も視聴率が期待されている米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系/木曜午後9時~)の第2話が20日、15分拡大で放送され、視聴率は19.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。
「10%超えれば上出来」といわれる昨今のドラマ視聴率事情に鑑みれば、十分な数字だが、これまで高視聴率を連発してきた『ドクターX』にとっては、20%の大台割れは由々しき事態だろう。
『ドクターX』の視聴率が大台を割ったのは、2013年10月期の「シーズン2」第3話(18.4%)以来、3年ぶり。このときは、23.6%の高視聴率をマークした『プロ野球日本シリーズ~巨人対楽天』(日本テレビ系)第5戦の影響を受けたものだった。
その後、「シーズン2」第4話から20%超えが続き、「シーズン3」(14年10月期)は全11話で大台を突破。最終回ではシリーズ最高の27.4%をマーク。「シーズン4」となる今回で、連続大台記録がストップする事態となったが、強力な裏番組があったわけではない。視聴率が伸び悩んだ要因を探ってみると、やはり、あの大物女優の存在が浮上する。
ネット上の視聴者の意見を見てみると、「泉ピン子は演技がヘタ。下品で浮いてる」「このドラマにピン子は似つかわしくない。あの人の定位置は“幸楽”のみ」「ピン子の品のなさに辟易」「下品なピン子が雰囲気ぶち壊し。アメリカ出張とかにでもして、次回から姿を消して!」「ピン子は一般庶民のおばちゃんが適役」といった具合で、“ピン子不要論”が鳴り止まないのだ。
とはいえ、ピン子は主人公・大門未知子(米倉)が勤務する東帝大学病院の副院長・久保東子役という重要な役どころだけに、視聴者の評判が悪いからといって、途中降板は難しいだろう。そうなると、視聴率下落を食い止めるには、ピン子の出番を意図的に減らすしかないが、果たして――?
(田中七男)