『べっぴんさん』すみれがついに覚醒!? 脱“お嬢様”展開で「視聴率上昇」も?
ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!
『べっぴんさん』(NHK総合/月~土、午前8時) 戦後の焼け野原の中、坂東すみれ(芳根京子)が家族のため、そして女性たちのために子ども服づくりに邁進していく物語。神戸に本社を置く子ども服メーカー「ファミリア」の創業者たちの軌跡をモチーフにしている。
■10月19日(水)/15話~10月21日(金)/17話
15話ですみれは、闇市で女学生時代の同級生・高西悦子(滝裕可里)と再会。気が強く、いかにもお嬢様という女学生だった悦子だが、家族や夫と死に別れ、たった1人で娘を育てるために、外国人相手のキャバレーで働きながら暮らしていた。そんな悦子に、視聴者からは「どんな境遇にあっても気高く生きる悦子に涙が出た」「今のところ、『べっぴんさん』で一番したたか」など、称賛の声が集中。一方すみれは、義兄・潔(高良健吾)から、自分で仕事をして生き抜かなければならないと諭される。
16話で、なじみの靴屋・麻田(市村正親)の店の一角で、手芸品を売り始めたすみれ。ある日、商品を買ってくれた外国人通訳の男性から依頼を受け、慣れない日本での出産を控えた妻・エイミーと会うことに。そこで登場したのが、2014年放送の朝ドラ『マッサン』で、ヒロイン・エリーを演じたシャーロット・ケイト・フォックス。ネット上では、視聴者から「おかえり!!」という声が飛び交うなど、大盛り上がりとなったが、すみれが持って行った日本の布おしめを「いらない」と突き返すエイミーのとげとげしい態度には、「やさぐれちゃったね」などと視聴者も困惑気味。
17話では、手芸品が売れずに思い悩むすみれの姿が描かれた。しかし、自分が周りの人々に支えられていることを強く感じ、前へ進むことを決意した様子には、視聴者から「やっと甘ったれのすみれちゃんから脱却か!?」「すみれが覚醒したら、今後面白くなりそう」など、期待の声が噴出した。
自ら行動を起こすことが苦手で、視聴者をモヤモヤさせていた“お嬢様”のすみれが、ついに変化の兆しを見せた。第2週の平均視聴率が、19.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と20%の大台を割ってしまったことから、先行きが不安視されていた『べっぴんさん』だが、今後のすみれの奮闘ぶりによって、視聴率が上昇する可能性は大いにある。次回以降の展開に注目が集まる。