TBS『クイズ☆スター名鑑』5.1%、戦犯は枡田絵理奈アナ!? 堂々復帰も“賞味期限切れ”か
10月期を迎え、日曜午後7時台の視聴率戦争が激化し始めた中、TBSは完全に目算が外れてしまったようだ。
各局で新番組放送ラッシュとなった16日、“王者”日本テレビは『ザ!鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』とのコラボ企画『DASH×イッテQ!はじめての交換留学2時間SP』を午後7時から2時間枠で放送して応戦。20.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークし、王者の貫禄を見せつけた。
深夜枠からゴールデンに進出した『日曜もアメトーーク!』(テレビ朝日系)は、午後6時57分から初回2時間スペシャルでオンエアされ、9.3%と、及第点とはいかないものの、まずまずの滑り出しだったといえる。
一方、TBSは2012年3月で打ち切られた『クイズ☆タレント名鑑』を、『クイズ☆スター名鑑』へとタイトルを変えて再出発。司会には『タレント名鑑』時代と同様に、ロンドンブーツ1号2号・田村淳、元TBSのフリーアナ・枡田絵理奈アナが起用され、初回は午後6時55分から2時間スペシャルで放送されたが、5.1%と大爆死に終わった。
他局の同時間帯の視聴率は、テレビ東京『モヤモヤさまぁ~ず2』の『狩野アナ卒業SP in Hawaii』(午後6時30分~8時54分)が6.8%。NHK総合の『ダーウィンが来た!』(午後7時30分~8時)が10.4%、大河ドラマ『真田丸』(午後8時~8時45分)が15.4%。フジテレビ系『大物芸能人ジャーニー2016 秋わがままひとり旅SP』(午後7時~8時54分)が4.8%だった。
『スター名鑑』はフジより若干上回り、かろうじて同時間帯最下位こそ免れたが、新番組の初回としては、散々な結果となってしまった。
同番組の大きな“売り”の1つになっていたのが、枡田アナの本格復帰。枡田アナは『どうぶつ奇想天外!』『チューボーですよ!』『ひるおび!』などを担当し、TBSの人気ナンバー1女子アナの座に君臨していた。しかし、14年12月に広島東洋カープの堂林翔太内野手と結婚し、15年6月にTBSを退社。同年9月に、第1子を出産し、家庭に入っていたが、今年2月に芸能事務所LIBERAと契約し、フリーアナとして活動を再開することを決断。『スター名鑑』が、本格復帰の舞台となった。
「本人もTBSも、読みが甘いというしかありません。そもそも枡田アナはルックスで売っていた女子アナです。それが結婚、妊娠を経たとなると、男性ファンからの人気は、下降線をたどるのは当然のこと。視聴率が低迷して打ち切りになった番組を、タイトルを変えて復活させたところで、大きな期待は持てません。枡田アナは成長した姿を見せないと、厳しいフリーアナの世界で生き残るのは難しいでしょう。すでに賞味期限は切れており、いつまでも“アイドルアナ”では通用しません」(芸能ライター)
日曜午後7時台といえば、11月6日からは、2時間番組の『フルタチさん』(フジテレビ系)がスタートするとあり、熾烈な闘いはさらに激化するはず。『スター名鑑』は、余程ふんどしを締め直さないと、前番組同様、打ち切りの憂き目に遭いかねないだろう。
(田中七男)