フジは映画も大苦戦!? 中井貴一『グッドモーニングショー』5位発進に「一昔前って感じ」
中井貴一主演の映画『グッドモーニングショー』が8日に公開され、公開初週の映画ランキングで第5位を記録した。全国278館公開という規模からすると苦戦を強いられているといえる結果になった。
同作は、朝のワイドショー『グッドモーニングショー』でメーンキャスターを務める澄田真吾(中井)が主人公のドタバタコメディ。澄田はある日、自身と交際中だと勘違いするサブキャスターの小川圭子(長澤まさみ)から「関係を公表する」と迫られたり、プロデューサーから番組の打ち切りを告げられたりと踏んだり蹴ったりな目に。さらに立てこもり事件の犯人が「澄田を呼べ」と要求してくる……といった内容だ。
「この映画は、フジテレビが製作に名を連ねていることもあり、かなり“フジ色”が強く出ています。監督はフジを代表する大ヒット作『踊る大捜査線』シリーズの脚本家、君塚良一氏。さらにワイドショーの参考としては、フジの朝の情報番組『めざましテレビ』が使われているほか、長澤は役作りのためにフジの女子アナから話を聞いて演技に臨んだそうです」(芸能ライター)
映画を見た人からは、「ワイドショーが題材なだけあって、テンポがよかった」「役者陣の演技が素晴らしかった」という好評の声がある一方、「ストーリーに、かなり無理がある」「小ネタとか演技はいいのに、全然話がまとまってない」と否定的な声も多数上がっている。
「賛否両論が巻き起こっている同作ですが、公開初週の映画ランキングは第5位。公開2日間の興行収入は、1億円は超えているとみられますが、300館近い規模を考えると物足りない数字です。同作の主演・中井は大物俳優として人気・実力を兼ね備えているものの、若い子にはあまり馴染みがない。ネット上には、同作について『一昔前って感じ』といった声も上がっています。数人で連れ立って劇場を訪れる傾向がある10~20代をターゲットに据えた作品の動員が伸びている中、同作が苦戦を強いられるのは当然かもしれませんが」(同)
連ドラをはじめとして視聴率の低迷が続いているフジテレビだが、映画も苦戦という結果に。いつになったらフジは、この苦境のトンネルを抜けられるのだろうか?