中華系モデルが「石油女王」へ! 美と金で“我が世の春”謳歌、成り上がり女への批判
大富豪、億万長者、大資産家――「フォーブス」世界富豪ランキングの上位には、女たちの名も少なくない。彼女たちが手にした誰もが嫉妬する成功と、スキャンダルを紹介する。
右の女性がキャリー
[File.09]
キャリー・ペロド Carrie Perrodo
経済力★★★☆☆
ゴシップ力★☆☆☆☆
男性人気★★☆☆☆
オシャレ度★★☆☆☆
カリスマ性★★★☆☆
国籍:フランス
年齢:65歳
役職:ペレンコ(石油開発会社)オーナー兼モデル
総資産:6.3億ドル(約640億円)
配偶者:2006年死別(子ども3人)
2016年「フォーブス」世界富豪ランキング:358位(全フランス13位、2015年149位)
◎中華系モデルから石油王の妻へ
キャリー・ペロド。その人生の序盤については、謎に包まれている。シンガポールに生まれた中華系の美女として注目される存在であり、1970年頃にはすでに、モデルとして成功を収めていたらしい。その頃の名はカー・イー・ウォンと伝えられている。
そんな彼女に人生の転機が訪れる。シンガポールを訪れていた事業家、ヒューバート・ペロドと出会ったのだ。伝統スポーツのポロをたしなみ、絵画のコレクションにも熱中しているという意識の高いナイスガイ・ヒューバートは、東南アジア諸国でオイル・ビジネスを展開しようと考えていたフランス人だった。シンガポールに拠点を作ろうと訪れたところ、彼女と出会ったという。
相思相愛の2人はすぐに結ばれた。シンガポールでしばらくの蜜月が続く。だが夫の仕事はなかなかうまくいかず、食うや食わずの状態。そこでキャリー・ペロドと名を変えた妻が立ち上がる。
自らの美貌を武器に、モデルエージェンシーを立ち上げたのだ。自身をはじめシンガポールの美女たちを集めた会社は軌道に乗り、夫婦は成功の道を歩み始める。この頃ようやく夫は石油採掘会社ペレンコを起業、世界的なエネルギー需要の増大を背景に、一気に事業を拡大させていく。
これを見たキャリーはモデルエージェンシーを売却。夫のビジネスパートナーとしてペレンコ社の拡大に努めていく。ちなみにこのモデルエージェンシーは、現在も存続しているそうだ。