漫画家・浦沢直樹、“W不倫”発覚! 報道まで2カ月、「作家」タブーの裏事情
出版界、特に漫画の世界はかなりドロドロしたものだ。そして今回の主人公・浦沢をめぐっては、かつて独占的といってもいい関係だった一ツ橋の大手出版社と、8年ほど前から連載がスタートされた音羽の大手出版社の存在がある。特に前者の出版社は、社内不倫や作家と親密になる編集者が多いことで知られてもいるが、後者の出版社も――。ところがどうやらこの女性、漫画とは程遠い出版社の女性らしい。うひょ!
これまでの経験から不倫、特に作家の場合は、男性側の妻や愛人からのタレコミが端緒になることも多いが、いずれにせよ、最近稀に見る“背景”が気になる業界ネタだった。
そんな「週女」が、今週大特集を組むのが原発問題だ。こちらは、また素晴らしい。一般週刊誌が“売れないから”とほとんどやらなくなってしまったこの大きな問題を、女性週刊誌はきちんとフォローし続けているのだ。
総数10ページに渡る大特集。原発新設に対し凍結を求める函館市の裁判、瀬戸内海の豊かな漁場を持つ祝島で、約10億8000万円の漁業補償金の受け取りを拒否し、原発のための埋め立てを阻止し続ける女漁師の34年にわたる闘い。いまだ日常を取り戻せない原発避難者の実情。多発する福島の子どもたちの甲状腺がんと盛りだくさんだ。
特に、函館市のケースは自治体が国と電力会社を相手取り、凍結を求める史上初のものだが、ここには原発をめぐるさまざまな問題が内包されている。そもそも函館市は原発のない自治体だ。だから発言権も補助金もない。しかし海の向こう、最短距離で23キロという近さに青森県大間原発の新設が予定されている。
「両者の間にさえぎるものはなく、国際海峡である津軽海峡は誰もが自由に航行できる。領海は3カイリ(5.5キロ)と狭く、テロの恐れも危惧されている」(記事内より抜粋)
しかも四国で再稼働した伊方原発同様、もし事故が起こったら逃げ場がないという。「週女」の取材に対し函館市長の工藤寿樹氏もこう指摘している。
「道北に向かう国道5号はゴールデンウィークでさえ大渋滞する。まして原発事故が起きて、いっせいに逃れ出したら、身動きが取れない。真冬だったらどうするのか。介護の必要お年寄りだったら? どういうときにどこまで逃げればいいのか、Jパワーも国もまるで説明しません。避難計画を立てようがない」
そして事故が起きたら国は自治体を切り捨て、助けにこないと訴える。確かにそれは福島原発事故、そしてその後の“棄民”ともいえる政策を見ても明らかだ。