「小さな子どもたちがいるの。殺さないで!」、キム・カーダシアンの強盗被害の詳細が明らかに
このホテルは2階建てで、キムは2階にいた。事件発生時、1階にはキムの友人シモネがおり、ベッドで寝ていたとのこと。物音で目を覚ましたシモネは、自分のバスルームに逃げ込み、鍵をかけて自分の身を守った上で携帯電話で前出のボディガード、パスカルに連絡。キムの姉コートニーにも連絡し、「なにか大変なことが起こっているから、早く来て!」と伝えた。シモネから連絡を受けたパスカルはすぐにキムの元に駆けつけたが、犯人グループが逃走した約2分後に到着したため、取り逃がしてしまったという。なお、パスカルはこの時、ホテル近くのナイトクラブに繰り出したコートニーと異父妹ケンダル・ジェンナーのガードをしていたため、キムのそばにはいなかったとのこと。当初はキムも一緒に夜遊びするつもりだったが、ドタキャンしたそうで、パスカルは予定通り姉妹のガードを行ったと報じられている。
また、キムは駆けつけた警察官に対して、「犯人は英語を理解していなかったようで、フランス語を話していた。唯一理解できたのは『リング、リング』だった」と話していることも伝えられた。犯人グループがキムの部屋にいたのは6分余りだったとされている。
10億円もの宝石類を盗まれたキムだが、米メディアは恐らく保険に入っているだろうと推測。2年前にキムの妹クロエが自宅に保管していた25万ドル(約2,500万円)相当の宝石類を盗まれるという事件が発生していること、また世界中を移動する生活を送っていることから、保険に入っていないわけはないだろうというのだ。「TMZ」は“2つ目の婚約指輪”にはダイヤモンドに鑑定書の番号がレーザーで刻印されていること、特別なマークが刻まれていることから、売ればすぐに足がつくと報道。20カラットと大きなダイヤのため、粉砕され売り飛ばされるとも考えられるが、価値が大きく下がるため、キムの手元に戻る可能性もあるのではと伝えた。そのために、「保険金目当ての狂言では?」という意地の悪い意見がネット上で飛び交っているのだ。
一方、夫のカニエだが、事件発生時はニューヨークのクイーンズで開催されていた『メドウズ・フェスティバル』でパフォーマンスを行っていた。「Heartless」という曲を歌っている最中、舞台袖から側近が駆け寄って事件を伝えると、カニエは即「すまん。ファミリー・エマージェンシー(家族の緊急事態)だ。ショーは終わりだ」と、ステージのライトを落とさせ、足早にステージを去った。観客は「はぁ?」と呆然。不満を言う者もいたが、事情がわかった今では「家族想いのカニエらしい」とファンは納得しているという。
ニューヨークに戻ったキムは、常にカニエと共に行動し、15~20人のボディガードに守られているよう。彼女を見舞った親友のジョナサン・チェバンは、パパラッチに対して「大丈夫だとはいえない。あまりよくない状態」だと説明。回復するまでには、まだ時間が必要なようだ。
ロイターの取材に応じた、大御所ファッションデザイナー、カール・ラガーフェルドは、この事件について「パリの印象が悪くなる」と懸念。「セキュリティーなしでホテルにいる彼女が悪い。SNSで宝石を見せびらかす有名人なら、滞在するホテルに誰も近づけないように手配して当然だろう」と、キムを厳しく非難した。カールのように強盗に狙われるようなことをしているキムにも責任があると感じている人は少なくないようだ。
気の毒なまでにバッシングされているキムだが、大好きなインスタグラムやTwitterの更新も止まっており、彼女が受けたショックの大きさを物語っている。産後ダイエットに成功し、自分史上最高のボディを手に入れ、イベントに出まくっていたキムだが、しばらく表舞台から姿を消すのではないかと見られている。