コラム
角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第121回
休日に電話してきたあげくバックレ、メールで2時間後の派遣を予約……シッター事業の“タチ悪客”
2016/10/01 18:30
気になるのは、保育園「駒沢の森こども園」入園についての問い合わせです。入園関係の総合窓口は、通常と違う回線で受けるようにしているので、保育園の電話に掛かることは基本的にありません。掛かってくる時は、「ホームページを見ていない人」で、区役所のリストでも見て連絡をしているのか、「え! 30年までいっぱいなんですか! 人気ってことなんですか?」と、一から説明するのが、いろいろと面倒な人たちです。
そんな中、拍車をかけるのが「駒沢の森保育園ですか?」と電話をしてくる人ですね。正確な園の名前もわからず電話をする時点でアウト! そんな時は、こちらも名前やお子様の年齢も聞かず「キャンセル待ちが100人ですので、来年、再来年は無理だと思います」とキャンセル待ち登録を行いません。私立の保育園なので、「どうしても駒沢の森こども園に入りたい!」という人に入園してもらいたいですよ。認可の受け皿保育園ではありませんからね。本当に入りたい人が入れなくなってしまうので、キャンセル待ちの前にシャットアウトです。保育園の名前を間違えるような人は、言葉使いも雑、まくしたてるような早口の人が多く、不思議とイヤな感じです……。
角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では8歳の愛娘の子育てに奮闘中。
最終更新:2016/10/01 18:30