「AneCan」苦渋の決断、「モテ系はもういらない」! しかし成仏できぬ“愛され”精神
■もしや時代は「もえOL」に?
読み物ページの「僕たちが『きれいめ彼女』を選んだ理由」。この企画では、「魅力的な男性20人」が、「モテ系」「華やか系」ファッションを大胆にもこき下ろし、「きれいめ系」を推していきます。はい、「AneCan」のお家芸、自己否定が発動! 雑誌が終焉するせいでしょうか。いつもより激しさを感じるわ。では、男たちの本音を覗いてみましょ~!
「甘めやセクシーな服の女子が好きって思われがちだけど、それは遊び相手の場合だけ! 本命には全然求めてないし、恋愛開始時期にされたら引きます」(広告関連会社勤務・33歳)
「食事するときやキスするときに、彼女の髪が邪魔そうだと気になる…んですよね。ポニースタイルの女子は、そういう細かい部分にも気を配れる感じが素敵です」(公務員・37歳)
甘めの服の女子って、遊び相手なんですか……。髪の毛はまとめていた方がいいんですか……。そりゃ、アネサーに未婚が多くて結婚特集が組まれるわけだ! 今までかなりの量の“甘め服”特集を見てきたはずですが、まさか(アネサーがいまだ結婚できない)戦犯がこんな身近にいたとは……。そんな男性たちの意見に対し、「AneCan」はこう乗っかります。
「洋服と同じでメークにもモテ系はもういらない」
「恋愛が深まったら、むしろガウチョは喜ばれます」
「甘々なパステルではなく くすんだスモーキーな優しいパステルが好み」
「プリントもスパイス系にすると喜ばれる」
魂を売ったのね。「エビちゃん」、いやいや「友里OL」を目指していたんじゃなかったのかい? どうやら、エビちゃんが去ると共に、そのマインドも葬られたようです。……合掌。いつもなら、自己否定(モテ系はダメ!)の次号で自己肯定(モテ系が鉄板)に入るのが「AneCan」ですが、残り2号、どう展開されていくのか、いよいよ楽しみです。
(白熊春)