サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「AneCan」の成仏できぬ“愛され”精神 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「AneCan」10月号 「AneCan」苦渋の決断、「モテ系はもういらない」! しかし成仏できぬ“愛され”精神 2016/10/06 19:30 女性誌速攻レビューAneCan 「AneCan」(小学館)10月号 12月号をもって休刊が発表された「AneCan」(小学館)。この号を入れて残り3号になりますね。寂しい限りです。巻末にある「AneCan読者の皆さんへ」は、今年3月に編集長が変わってからできた、編集長からのメッセージコーナーです。編集長は、今はない「“志のある”雑誌」と出会ったことが、ファッション誌編集という仕事に就く「人生の転機」になったこと、そして、おしゃれに自信がない読者にも「なにかしら役に立てる雑誌でありたい」と思い「AneCan」を作っていると語っていました。残すところあと3回の当コーナーで伝えたかったのは、「志があろうとなかろうと、消える時は消える」ってこと……? <トピックス> ◎私たちが“きれい”のためにしてること。 ◎僕たちが「きれいめ彼女」を選んだ理由 ◎「出会える系」と噂の習い事に、潜入してみた! ■迅速すぎる前言撤回 おしゃれに自信がない読者に向けた、「自信をもてる“きれいめ服”で生きていく」の大特集。しかし、ファッション特集にもかかわらず、初っ端からそれ以外の話が16ページも! 「私たちが“きれい”のためにしてること」「作って、食べて、きちんと暮らす“きれいな私”の24時間」という企画が幅を利かせ、本題まで遠いんですけど! 「私たちが“きれい”のためにしてること」では、部屋に花を飾るとか、家族との時間を大切にするなどありふれた言葉が並ぶ中、発見。「この人だ!と思えるパートナーに愛される女性でいる」ですって! 先月号で「愛されるより、“愛する女”が最強です!」と熱心に丁寧にアネサーへ説いていたのに、この手のひら返し。三つ子の魂百まで、「AneCan」の「愛されたい!!」精神は早晩供養できるものじゃないってことね! でも、この一言がないと、「日経WOMAN」(日経BP社)あたりからネタ引っ張ってきたみたいな企画に終わってたので、安心しましたよ。 お次に「作って、食べて、きちんと暮らす“きれいな私”の24時間」では、簡単に作れる自分ごはん、女子飲みごはん、彼に作るごはんなどが紹介されてます。モデルは森絵里香さんなんですが、これも他誌にありそうな内容で「AneCan」感がない! 専属モデルが出てることで、なんとか「AneCan」の体裁を保っている印象です。残り3号となったのに、まだ迷走しているのでしょうか。 12次のページ Amazon 『AneCan(アネキャン) 2016年 10 月号 [雑誌]』 関連記事 「愛され」精神、ここに終焉! 休刊目前「AneCan」が伝えた、“愛する女になれ”の遺言「AneCan」がネタ切れに? 蛯原&高垣卒業でジワリと異変、押切もえには大異変?「AneCan」結婚式特集で、藤原紀香“さま”表記! 梨園の妻と同時に天上人入り果たす蛯原友里がついに卒業、そのとき押切もえは……「AneCan」2大モデルの“変化する友情”自撮り棒&三脚担いでインスタ撮影! 「AneCan」の「いいね!」稼ぎがカメコの域に