今井絵理子は小柄で目立たない!? オーラのある議員とオーラのない議員
国会議員秘書歴20年の神澤志万と申します。セクハラ、パワハラ当たり前! 映画もテレビドラマもかなわないリアルな国会とその周辺について、現役議員秘書が暴露します。
■役所と現場のズレの背景に、天下りの減少
今日から臨時国会が始まりました。まだまだ、台風や地震の被害が全国各地で深刻な状況が続いていますが、連日、国会議員は被災地の視察ラッシュです。先日、神澤も視察に同行してきました。やはり、現状を実際に見て、現場の声を聞いてくることは大事ですね。災害対策だけではなく、周囲のいろいろな問題点も見えてきます。
現場からは、「災害の復旧に対応する機械、人員には限界があるのに、役所が『通常の工事も期限内に終わらせろ』と、むちゃな要求をしてくる。緊急時なのに、何を優先すべきか、役人はわかっていない!」と怒りのクレームがありました。もっともですよね。
この件に関しては、首長(市町村長など)との意見交換の際に国会議員団から現場の声として伝えたところ、すぐに改善命令が出されました。このような問題が起こる背景には、役所の職員の天下り先がなくなったという事情があります。
少し前までは、土木や建築に関わる部局の職員は、定年になると民間の土木・建築関係の会社へ、部長クラス以上の待遇で再就職するのが当たり前でした。なので、もしかしたら自分の再就職先になるかも、ということで、役所の職員も相手の身になって考えたり、多少の融通を利かせてくれたりと、仕事がしやすかったそうです。特に緊急時には、かなり柔軟に対応してくれていたようです。現在は、公務員の天下りが規制されているので、役所の職員は「自分の担当の仕事が滞りなく終わること」だけを考えているとのこと。実際は、人によってさまざまなのでしょうが、公務員には柔軟性がないと、よく言われていますね。
永田町の議員会館に戻ると、たまたまこれから視察へ行くという別の議員さんたちと一緒になりました。こちらの視察の様子を簡単に報告し、「○○のあたりまでは行けなかったから、ぜひ視察してきてほしい」などと意見交換もできました。
民進党の蓮舫代表は自民党との対立姿勢を強調していますが、実はこのように所属する政党にとらわれず国会議員たちは連携していることも多いのです。
■蓮舫代表はスキャンダルなさそう
ところで、蓮舫代表といえば、キャンギャル出身です。神澤は、年内に解散総選挙があるかないかは、蓮舫代表の人気がいつまで持つのかにかかっていると思っています。
一部の方が、「もし蓮舫さんが総理大臣になったら、昔の水着姿の写真が世界に公開され、日本の恥になる」と心配されてましたが、これはまったくの杞憂ですね。
蓮舫代表が総理大臣になる可能性は、まずありません。どう考えても、今の民進党に自民党を上回る実力や人気があるとは思えず、政権交代はありえないからです。それに、神澤の後輩の「元モデル秘書」によると、「水着姿をたくさんの人に見てもらいたくて、モデルやキャンペーンガールという職業を選ぶのだから、若い頃の写真が出回ることをうれしく思うことはあっても、嫌だと思うことはない!」そうです。
本人が喜んでいるのだから、たとえ蓮舫代表の水着姿の写真が世界に公開されても、「恥」ではないのだそうです(笑)。国会でも、問題にはしにくいですよね。
また、蓮舫代表を「愛人顔」(色気があって魅力的だけれど、ちょっと態度がなれなれしい女性)と評する「おっさん」もいなかったと思いますので、男性問題でのスキャンダルはないかもしれませんね。二重国籍問題が出てきましたが、「他人には超厳しく、自分には超甘い」という蓮舫代表の性格がクローズアップされてしまっただけのように思います。
今後は、国会での安倍総理との党首討論が、建設的な議論になればいいなと願うばかりです。蓮舫人気に陰りが出れば、それだけ、自民党が圧勝できることになり、12月の解散総選挙の可能性が高まってしまいますから。