コラム
"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第332回】

村上虹郎の“セクハラ報道”が世間に与える「やっぱり2世はダメ」の目線

2016/09/13 21:00

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

「週刊女性」9月27日号(主婦と生活社)

 内閣府政務官兼復興政務官の務台俊介氏が、おんぶされて水たまりを渡った一件が大きな話題となっている。台風被災視察で訪れた岩手県で、革靴だった務台氏は、大きな水たまりを前に政府職員の背中に乗ってうれしそうな満面の笑みを浮かべていた。東大卒の元官僚にして自民党衆院議員の元気な60歳。自然豊かな長野県安曇野市出身なのに。政府要人というより人間として変かも。

第332回(9/9~13発売号より)
1位「あの2世俳優がセクハラ騒動を起こしていた!」(「週刊女性」9月27日号)
2位「NHK受信料は“税金”に近い。ならば、本来は国民が議論して決めるもの!」(「女性自身」9月27日号)
3位「小川菜摘 野沢直子『もう会わない!』」(「女性セブン」9月22日号)

 
2世俳優がセクハラ騒動。「週刊女性」、確かに時流に乗ったネタだ。その2世とは父が俳優の村上淳、母がミュージシャンのUAという村上虹郎(19)だという。両親とも有名芸能人。七光りならぬ“十四光”の持ち主だ。そんな虹郎くんは、2014年に映画『2つの目の窓』に初主演し、今年9月11日に最終回を迎えたドラマ『仰げば尊し』(TBS系)にも出演した有望株の俳優だ。

 問題のセクハラ行為は『仰げば尊し』の撮影現場で起こったという。ドラマの舞台は高校の吹奏楽部ということで、女子高生役の女優さんもいる。そんな彼女たちにちょっかいを出したのが虹郎だったらしい。

 しかし、その具体的行為はというと――。

「劇中で吹くトランペットを使って女優のスカートをめくったり、スカートの中にトランペットを入れて下半身に当てたり、背中から軽く押し、よろけたところを抱きしめたり」(TBS関係者)

 お前は小学生か! かなり幼稚とも思えるものだが、しかしそれが繰り返されるうちに女性たちも嫌悪感を持つようになったとか。当然だ。

 しかも、虹郎の行為は大先輩であり有名女優でもある多部未華子にも及んだという。

「いきなり近づいては、気安く髪の毛を触ったりしていました」

 うーん。今話題の高畑裕太くんと“距離の近さ”においては似ているかも。このためTBSと虹郎くんの事務所は関係者に謝罪に回ったというが、当の虹郎くんの言い訳がまたすごい。

「友だちとして好きだった」
「(多部に対しては)お姉さんのような感覚で好きだった」

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