「パイパンにした」「娘の水着を着てみた」、育児と無縁のブログでシッター業が大繁盛!
このコラムを書いている時点で、娘の小学校の新学期まであと2日! 今日も、娘を保育園に連れてきて、宿題のテコ入れをしています。ここまでギリギリだったのは初めてなのですが、親子ともども小学校生活に慣れてきたというか、図太くなったというか、だらしなくなってきているのでしょうね(笑)。
算数計算、漢字ドリル、国語ドリル、自由研究、俳句……やることがいっぱいの宿題です。算・国は塾で終わらせてもらって、自由研究と俳句は私が担当しました。子どもに任せていると、季語のボキャブラリーが少なく、「夏休み」ぐらいしか出てこないので、イラっとして「終戦日」「麦酒」「すいか畑」など、たくさん提案してしまいました。角川家で俳句ができないのは恥!(祖父は国文学者、父の姉と父は有名な俳人です) 娘にも、今回の宿題をきっかけに好きになってほしいものです。
■アクセス数アップのために「自撮りは毎回」!?
4月からスタートしたベビーシッター事業部「森のナーサリー」が、ここにきてグングン伸びています! 4カ月前から重い腰を上げて、個人のアメーバブログを始めたのですが(前から所属事務所にはブログを始めるように言われていた)、1日3万アクセスを超えたくらいから、比例して問い合わせ・申し込みが増えていきました。記事の下に、「駒沢の森こども園」と「森のナーサリー」のバナーを貼っているので、ブログから流れてきているようです。世の中、インスタグラムが主流になっていますが、ベビーシッターを利用するママたちは、まだブログなのかもしれませんね。
で、そのブログ。子育てやベビーシッターとは、無縁の内容です(笑)。「パイパンにした」とか「娘の水着がかわいかったので着てみた」、「犬がワクチンした」、あとは時事ネタぐらいで、自由に書いています。保護者から「先生のブログ超おもしろい!」と言われていますが、ウソくさい美辞麗句を並べるより、ウケるようですね。
ブログもビジネス好転の材料になっていますが、私からするとそれよりも、「神田明神」に参拝したからだと思いたいです。神田明神は金融関係の人が、こぞって初詣にいく神社で、お金の神様です。そこで商売繁盛のお札を買って、神棚に置いています。俗っぽくてパワスポではなかったですが、スピ女としては、効果があるに違いない! と信じています。
いままで、人のブログって見たことなかったのですが、「いいね!」をした読者のブログを読むと、みなさんポジティブなんだと驚きました。自己啓発セミナーに行ってきたのかと思うほど、自分への評価が高い人たちばかりで、ある意味感動しました。みなさん、ブランディング力が高く、痰壺のようなTwitterしかやったことのない私はびっくりです。ブログをビジネスに活用しているのですね。これなら私も早くやれば良かったな。
ただ、アクセスを上げるために、サイバーエージェントさんから、「1日最低2回はUP」「文章だけの記事はやめる」「自撮りは毎回」「なるべく旦那さんの写真をUP」などと言われているので、1日3記事は上げるようにしています。ってか、ブロガーみたいな生活をしています。
「森のナーサリー」の新規のお客様には、ごあいさつを兼ねてなるべく同行するようにしています。「ベビーシッターを頼むのが初めて」のお客様に、「顔を見て安心しました」とおっしゃっていただき、うれしくなりました。「親が安心する顔つきのシッターさん」というのがあって、「丸顔、穏やか、色白、中肉中背か身長低め、まとめ髪」という鉄則を発見。保育園は、いろいろなタイプの先生がいていいのですが、シッターは1人で担当するので、「安心顔」の時点で好感度3割増しなのです。
あと、初回は私もしばらく担当するので、「代表も一緒」が、リピートにつながるのかもしれません。保育園では経営がメインなので、現場仕事ができるシッター事業は、私にとって女性ホルモンが増える素晴らしい仕事です(笑)。そろそろ更年期のことが心配になってしまうお年頃かな。
角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では8歳の愛娘の子育てに奮闘中。