「ブラマヨ吉田さんもツルツルに」美容整形Dr.高須幹弥が治療をしたい“汚肌芸能人”は?
■女優業には美肌の天敵がいっぱい
道重さゆみさんは、毛穴の中に脂のカスや老廃物が溜まってできる白ニキビが気になります。肌のターンオーバーがうまくいってない状態なのですが、これは肌質なので生まれつきの部分も大きいですね。ただ、ストレスや睡眠不足、栄養バランスの悪さなどが、肌荒れを悪化させているとは思います。
肌の調子を整える成長ホルモンは寝ている間に分泌されるので、睡眠不足は肌の回復を遅らせます。また、脂肪や糖分の多いものばかり食べていると皮脂の分泌が増えて詰まりやすくなるし、ストレスも新陳代謝に影響するため、老廃物が排出されにくくなるんです。
道重さんは生活を改善するだけである程度は軽減すると思いますよ。肌質的なトラブルに関しては、CO2レーザーで毛穴一つひとつに穴をあけ、面皰圧縮機で溜まった皮脂や老廃物を出せば、ずいぶんきれいになると思います。
桐谷美玲さんは栄養が足りてないんじゃないかな。ちょっと痩せすぎですよね。人間の体は、生きていくうえで必要な栄養を食べ物から摂れないと、体の組織を分解してカロリーや栄養素を生みだそうとします。桐谷さんの場合は、“アミノ酸を作るために肌のタンパク質を分解する”ということが、常に起きている状態なんだと思います。今はまだ若いからいいけれど、この状態が長期間続けば肌はハリを失って、小じわが増えたり肌がボロボロになったりと劣化が速まるでしょうね。桐谷さんは治療以前に、まずはもっと食べて太ることです。そうすれば、肌はきれいになりますよ。
■汚肌なだけで実年齢プラス20歳
一般の若い人でもダイエットのために摂取カロリーを減らしたり、偏った食生活を送ったりして栄養の足りていない人が多くいます。当然肌にもよくないので、カロリーは控え目でもバランスのとれた食事を摂るなど、正しいダイエットを心がけてほしいですね。あと、ダイエット目的でタバコを吸っている人も多いようですが、タバコは末梢の血管を収縮させて血流を悪くするので、新陳代謝が悪くなり、ハリもなくなって肌をボロボロにします。シミやクマもできやすくなるんですよ。実はこういう人はモデルの方に多いんですが、美肌を目指すならすぐにやめた方がいいです。ちなみに、美肌と汚肌では見た目の印象が最大20歳くらい違ってきます。せっかく痩せても、汚肌のせいで老けて見られたら逆効果ですからね。
高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
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