[女性誌速攻レビュー]「an・an」8月24日号

「an・an」セックス特集に異変!? 愛撫テクニックは消滅、“エロエリート”新機軸とは?

2016/08/13 17:00

■“自分から求める女”というよりも……
 さて女性のためのセルフプレジャーアイテム「iroha」を紹介するページで、3人の女性から「an・an」読者としてのエリート意識を感じたので紹介します。「irohaお試し隊」として登場し、赤裸々に感想を語っていたこの3人。今回の企画で、「そらみかん」「みなもづき」など……なんと全11種類ものラインナップを全てお試ししたとか。すごいチャレンジ精神です! しかしアダルトグッズは未経験だったという新田さん(仮名)、「現在、外国人の彼と遠距離恋愛中」とのことで、バイブ11種類を使って「世界が広がった気がしました!」なんて言っており、遠距離の寂しさもコレでうまいこと埋めるつもりでしょうか?

 そして「an・an」はエロサブカルを推してきています。「巷のピンクカルチャー集めました。」では、日活ロマンポルノ、女性向けアダルト動画サイト、アダルトコミック配信サイト、アダルトグッズのショップ、乙女ゲー、下ネタ系お菓子などなど、4ページにわたって惜しみなくネタを放出! 筆者も前々から気になっていた、渋谷のバイブバーも掲載されています。350本以上のバイブを触ることができ、ローターや電マも充実しているんだとか。こうしたページを見ていると、「an・an」は読者を、性衝動に正直な“自分から求める女”というより、知識豊富なエロエリートとして養成しようとしている気さえします。

■名言炸裂のノンスタ井上
 今号では異色の趣すらある「オトコの本音企画」として掲載されているのが、ピース・綾部祐二さんとNON STYLE・井上裕介さんの2人がセックスについて語るコーナー。ちなみに理想のセックスについて井上さんは、「自分が大の字に寝て、スキャンするように、僕の体を上から降りてきてほしい」「女性が上からスキャンのように愛撫をしていくときに、男性シンボルが終点だと思っているんです」などと、セックスの話題になぜか「スキャン」を連発! このあとは「シンボルを超えて、膝、足の指と下りていったときの驚きと興奮といったら……!」と続くのですが、これ、かつて「an・an」でもディスられた男性主体の“介護的”セックスじゃないですか。やはり、男女の欲望は相容れないものなのかもしれませんね……。ちなみに井上さん、セックス中の女性の声に関しての話題では「“恐竜とセックスしてるのかな?”って思うくらい大声を出す人がいた」などと名言を残してくれます。

さてここまでいろいろご紹介させていただきましたが、今号にはほかにも、「“pepper”くんがフロントで出迎えてくれるラブホテル」「媚薬入りスイーツを作る自分の姿をSNSで公開した海外セレブ」「ディルドを装着したドローンを遠隔操作して疑似セックスする海外カップル」など、現代テクノロジーを駆使した(?)エロトピックが登場し、「セックス新時代の幕開けか!?」と思わせる内容になっています。時代の目撃者になりたい方も、今号の「an・an」は必見かもしれません。
(小麦こねる)


最終更新:2016/08/13 17:00
『anan(アンアン)2016/08/24[SEXでキレイになる] (雑誌)』
ひよってんなよ! 指原!!