月9『好きな人がいること』早々に“テコ入れ”! 野村周平の副音声が「本編より好評」の皮肉
桐谷美玲主演の月9ドラマ『好きな人がいること』(フジテレビ系)の第4話が1日に放送された。この回では、キャストの野村周平と浜野謙太、“マイアミ・ケータ”ことフジテレビの萩原啓太ディレクターが副音声でトークを繰り広げ、大きな話題になっているようだ。
第4話では「緊急決定! 野村周平、浜野謙太、マイアミD、男だけの真夏の激アツ副音声!」と題して、本編の放送と合わせて副音声で野村たち3人がにぎやかなトークを展開。浜野が、本編を見ながら「だいぶカットされたよ!」などとセリフがカットされたことを笑いながら抗議するほか、美咲(桐谷)が片思い中の千秋(三浦翔平)を花火大会に誘おうとして、日村(浜野)に邪魔されるシーンでは「お前邪魔すんなよー!」と野村がツッコミを入れるなど、終始大盛り上がり。さらには、美咲にひそかに好意を寄せる夏向(山崎賢人)が、「行くな、花火大会」と嫉妬するシーンでは、全員が歓声を上げたりと、視聴者目線でストーリーを盛り上げた。
「副音声を聞いた視聴者からは、『うるさくて全然内容に集中できないんだが(笑)』『むしろ本編より面白い』『ドラマと関係ないことも話してるのが笑える』などと好評の声が続出しました。ただ、『本編より~』というのは皮肉にも聞こえますが……」(芸能ライター)
そんな第4話の平均視聴率は9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、前回の8.7%からわずかに上昇。初回から10.1%と、月9ワースト更新も予感させる数字だっただけに、今回の副音声は“テコ入れ”なのかもしれない。
「同じく副音声で視聴率上昇を図ったといわれているのが、昨年7月クールの月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)です。こちらも放送中には月9ワースト視聴率の更新が危ぶまれていたのですが、第5話でキャストの野村周平と太賀による副音声を導入することで大きな話題となり、なんとか踏みとどまることができたようです。フジの月9は今年、有村架純と高良健吾W主演の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(1月~)、福山雅治主演の『ラヴソング』(4月~)と2作品連続で月9ワースト視聴率を更新。3作品連続更新を避けるため、なりふり構っていられない状況なのでしょう」(同)
とはいえ、副音声で一気に話題性を取り戻したといっても、肝心のストーリーがついてこなくてはすぐに飽きられてしまいそう。今後挽回ができるかどうか、キャストとスタッフの手腕に期待したい。