クリスがただのファン状態!

マイケル・J・フォックスがコールドプレイのコンサートに飛び入り参加し、あの曲を披露!

2016/07/20 18:40

 「Johnny B. Goode」は、劇中で「存在が消えずに済んだマーティが、高校卒業ダンスパーティーで披露した」ロックの名曲。チャック・ベリーが58年にリリースした曲であるため、タイムスリップした55年にはまだ存在していない。ロックンロールもまだ広まっていなかったため、新しいサウンドにみんなノリノリでパーティーを盛り上げたが、ノリすぎたマーティーがステージで暴れだすという行動は周囲に理解されずドン引きされる、これまた印象的な曲である。

 劇中では、マイケルがギターを弾き鳴らしながらシャウトするのだが、この夜はクリスが歌を担当し、マイケルはギター演奏に集中。最後はクリスたちと軽くハグを交わし、観客に向かって手を上げ、笑顔でステージを去った。そして、クリスは、マイケルを見送りながら「ボクたちの夢がかなったよ」と満足そうに語った。

 マイケルは、音楽を愛する俳優として有名。『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で「Johnny B. Goode」をパフォーマンスしているシーンでは、マイケルの演奏も歌声も採用されなかったが、ギターの腕前はなかなかのもの。91年にパーキンソン病であることを告白した彼は、2011年にパーキンソン病の研究のための寄付金を集める「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」のパーティーでも「Johnny B. Goode」をギター演奏したことがある。11年に演奏している動画と今回の動画を見比べると、今回はあまり元気がないように感じられるが、50代も半ばになると、体力的にもしんどいのかもしれない。

 13~14年にNBCで放送された主演コメディ番組『マイケル・J・フォックス・ショウ』、今年5月に放送終了したCBSの人気法律ドラマ『グッドワイフ』に出演するなど、今も俳優として活躍しているマイケル。無意識に腕や手が動くなどの症状が見えるため、心配の声は絶えないが、病に負けることなく精力的に活動する姿に勇気づけられる人は多い。これからも活躍し続けてもらいたいものである。

最終更新:2016/07/20 18:40
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そろそろホバーボードあたりできていいころなのに