マイケル・J・フォックスがコールドプレイのコンサートに飛び入り参加し、あの曲を披露!
世界的人気を誇るイギリスのバンド「コールドプレイ」のコンサートに、人気映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでおなじみのマイケル・J・フォックスが飛び入り参加。観客を大喜びさせた。
コールドプレイは、3月末からスタートさせたワールドツアー『A Head Full of Dreams Tour』の最中で、南米・ヨーロッパを回り、今月16日からはニュージャージーのメットライフ・スタジアムで北米公演を開始。マイケルがサプライズで登場したのは、ニュージャージー公演2日目、17日のことだった。
コンサートの途中、ステージのスクリーンに美少年の顔がアップで映り、「ハイ、パパ。きみの息子のモーゼス・マーティンだよ。ボクたちの大好きな映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』の歌を歌ってくれないかなって思って」と、ボーカルのクリス・マーティンにリクエスト。「パパ、大好きだよ」とも言われたクリスは、「息子よ、OKだよ!」と照れくさそうに笑い、「ボクたちの一番好きな映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をやろうじゃないか」と言う。
第1作公開から30年経った今でも熱強的なファンを持つ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、テレビ俳優として人気者だったマイケルを、世界的な銀幕スターにのし上げた名作SF映画。その後、映画はシリーズ化され、マイケル演じるマーティと、クリストファー・ロイド演じる風変わりな天才科学者ドクの友情がファンを魅了した。昨年、公開30周年を記念したイベントが世界各地で行われ、父親になったファンが子連れで参加。これがきっかけで、“2世代にわたり『バック・トゥー・ザ・フューチャー』ファン”という親子が増えたとされている。
クリスとモーゼスも2世代ファンの1組。クリスは、まず「Earth Angel」を演奏し、この曲は、1950~60年代に活躍した黒人ボーカルグループ「The Penguins」の名曲。劇中では、「タイムスリップした過去で、マーティーの両親が高校卒業ダンスパーティーで、チークダンスを踊り始め、過去を変えたために消えかかっていたマーティの姿が復活する」というシーンに流れていた、印象的な曲である。
ギターを弾きながら、スローでロマンチックな「Earth Angel」を歌ったクリスは、「レディース&ジェントルマン、史上最高の映画ですよ。みなさんでMr.マイケル・J・フォックスをお迎えしましょう!」と紹介し、マイケルがステージに登場。彼はスタッフからエレキギターを受け取り、真剣な顔で奏で始める。クリスはうれしそうな顔でマイケルを見ながら再び歌い出し、マイケルは黙々とギターを弾く。
しっとりとした「Earth Angel」の演奏を終える間際、クリスは「ボクたちのヒーロー、Mr.マイケル・J・フォックス!」とマイケルに歩み寄る。そして、マイクを握り、「みなさん、もう1曲、マイケルとプレイしたいでしょう?」と観客に呼びかけ、歓声が上がる中、マイケルは「Johnny B. Goode」のイントロを弾き始め、会場は一気に盛り上がる。