サイゾーウーマンカルチャーインタビュー新宿二丁目で50年の老舗ゲイディスコ カルチャー 老舗ゲイディスコ「ニューサザエ」紫苑ママインタビュー 警察からも頼られる新宿二丁目のママが語る、老舗ゲイディスコが50年続く理由 2016/07/15 15:00 インタビューゲイバー新宿二丁目 ■新旧交代が進む二丁目で変わらない安心感 開店は夜10時からとなっているが、深夜営業なので開店時間はまちまち。開いてなかったら、そのへんのゲイバーで時間をつぶしてから行こう 紫苑さんと話をしていると、フラリと男性が入ってきた。常連のようだ。開店から1時間ほどたっていた。パッと見、40代前半のガタイのいいイケメンだった。 ――今、取材をさせてもらってます。今日は仕事帰りですか? 「そうです、紫苑さんの様子を見に(笑)。うそです、何軒かはしごして、最後がここです」 聞くと、もう5、6年通っているという男性は、サラリと「僕もゲイなんですけどね」と言う。職場も家も近所で、今日はたまたま平日に来たそうだ。 そのうち、明らかに酔っ払った女性と、その女性を介護するように男性が入店。どちらも40~50代。女性がテキーラを頼んで奥のソファで踊り始めた。が、酔っ払って足元がおぼつかない。紫苑さんはそんな彼女を見て「酔っ払いすぎよ、今日は帰りなさい」とやさしい言葉をかけていた。 ――ここがなくなったら困る人がたくさんいるんじゃないでしょうか。 「そう思ってもらえたらうれしい。ここに来ればいつでもニューサザエがある、紫苑がいるという、安心できる場所にしたいですね。今年は9月に50周年パーティもあるので、楽しみなんですよ」 同時期にできたディスコ「MAKO」は現在カラオケバーとなった。紫苑さんは「どんな時代になっても、ここは“ディスコ”よ」と言う。新旧交代が進む二丁目で、ゲイバーではなくディスコとして営業し続けてきた、変わらない安心がここにあるのかもしれない。 (宝丸) ニューサザエ 東京都新宿区新宿2-18-5 石川ビル2F 03-3354-1745 平日:開店0時前後、閉店5時 休前日:開店0時前後、閉店7時 入店時1ドリンク1000円 キャッシュオンデリバリーで、ドリンク、フードともすべて700円 9月16日~18日に50周年パーティを開催 前のページ12 最終更新:2016/07/15 15:00 Amazon 新宿二丁目の文化人類学: ゲイ・コミュニティから都市をまなざす 50年前といえば『笑点』の放送が始まった年 関連記事 自分の中の差別意識を見つめ直すために ゲイアートの巨匠が問いかける、LGBTを取り巻く社会 "コワ可愛い"魅力が満載! 新宿二丁目のアイドルショーに行ってみたKis-My-Ft2・千賀健永、「ゲイバー泥酔」デマに大激怒! 「嘘なのよ、全部!」と咆哮元ジャニーズも常連!? 現役Jr.勤務の二丁目ホストクラブ「マル秘顧客リスト」女だって女に癒やされたいときがある レズビアン風俗体験記 次の記事 大爆死『神の舌を持つ男』は映画化連動!? >