「趣味が合う」は本当に正解? 社会人サークル婚活で“友達彼氏”をゲットなるか?
「趣味が合う」これは婚活中、誰もが相手に求める条件の1つではないでしょうか。大好きな旅行や食べ歩き、映画などを彼氏と一緒に楽しめれば、どんなに楽しいことか……そんな希望が多いのか、最近では各種社会人サークルの人気が高まっているそうです。ということは、趣味が合うことを前提とした婚活イベントであれば、最初から相性がぐっと高い可能性もあり?
ということで、今日は婚活と社会人サークルのいいとこ取りをしている「社会人サークルJAM」のイベント「映画婚活」に3,800円払って参加してきました。映画好きといっても、男女で映画の趣味というのは、だいたい異なるもの。一体どんな出会いが待っているのでしょうか?
■婚活イベントっていうより合コン!
さっそく平日午後7時半、会場となる四谷のお店に向かいます。駅から3分ということで、近くてラッキーと思いながら向かった先は……え!?
なんと、お店はインドカレー屋さんなのです。しかも、お店は貸し切りではなく、一般のお客さんと一緒。どうやらこのイベント、毎回少人数制での開催のようで、ハタから見たらカレー屋合コンのような雰囲気。ちょっと恥ずかしいです。
「ナン食べ放題らしいですよ」というイマイチ大事なのかわからない情報を男性からいただき、さっそく乾杯。今回6対6で行われたイベントは、ネームプレートに名前と好きな作品を書いて、時間を区切り、席移動が行われるシステムで進みます。
参加者は主に30代の男女。会社員で、お仕事帰りの方が多かったようです。趣味婚活といえば「ネコ婚活」で痛い目をみた筆者ですから、まずは警戒心を高めてトークに臨みます。
■ほどよい映画好きだから盛り上がる
最初は、目の前に座る、おとなしそうな男性とトークを始めます。お仕事はSEという彼は、結構な1人好きのようで、映画ももっぱら1人で家派とのこと。好きな映画は『ホリデイ』『マイ・インターン』『500日のサマー』と、かなり女子っぽい。ただ、全作品とも、たまたま筆者も鑑賞済みだったため、話が盛り上がる盛り上がる(筆者が一方的に話していただけかも)。
「結局ロバート・デ・ニーロは、女子の理想を詰め込んだおじいちゃんなんだよ」(『マイ・インターン』筆者感想)、「部屋取り替えただけで失恋振り切れたら、人生楽だよー」(『ホリデイ』筆者感想)、「サマーみたいな子がいたら、そりゃ恋に落ちちゃうよね」(『500日のサマー』筆者感想)と、気付いたら筆者、恋愛を忘れて映画トークしまくっていました。
映画マニアとはいえない筆者ですが、学生時代は週7本自宅で鑑賞していた時期もあったため、その知識を存分に使ってトークを展開していきます。通常映画談義になると、男女の雰囲気は険悪になることも多いものですが、初対面という微妙な距離の中で行われる会話は、お互いの好きを否定しない感じで進み、これが意外にもかなり気持ちがよかったです。