乙武洋匡の別居報道、妻の“介護”疲れを理由に「不倫」から注意を逸らすトンデモ
おい、おい、である。しかし、今回の不倫騒動はベッキー不倫とは比べものにならないほど“公的”意味合いが強いものだ。乙武氏は昨年12月まで東京都の教育委員を務めていたし、不倫報道当時は7月の参院選出馬が内定しているとみられていた公人だった。しかもその“ゲスぶり”も、ゲスの極み乙女。の川谷絵音を遥かに凌ぐ。何しろ乙武氏は政界進出にあたり、4年間付き合った愛人と“身辺整理”のために海外旅行を計画したというのだから。
これを躍起になって擁護し、「セブン」のようなトンデモ論理を展開することは、上から目線の偏見でもある。
しかも、実はこうしたトンデモ主張をリークしているのは、“不倫のせいで別居”という事実から目を逸らすために乙武氏サイドから出された情報ではないか、という説が濃厚らしい。いや、乙武氏のことだから、「二度としない」といった浮気がもうバレちゃった末の別居ってこともアリかも!?
福島原発事故や安保法制議論をきっかけに、女性週刊誌でも頻繁に硬派な社会記事が掲載されるようになったが、参院選を控えて「女性自身」が頑張っている。先週から4週連続で、悪名高き自民党の「改憲草案」についてのキャンペーン企画を開始したのだ。
第2回の今週号は、最近テレビで論客としても登場する大阪国際大学准教授であり「全日本おばちゃん党」代表の谷口真由美氏が、“国民の権利”について熱く語った。
改憲については憲法9条の問題が大きく取り上げられるが、谷口氏は「国民の権利及び義務」が記された24条の自民党案をこうぶった切る。
「まず『家族』という言葉を出して、『お互いに助け合わなければならない』と義務のように記載しているところです。その場合、国家は社会保障を家族単位でする必要しかなくなる」
国家に頼るな。自分たち家族の問題は家族で解決しろ。そう強制しているのだ。障がいを持つ者が家族にいたら、家族だけで面倒を見ろ。高齢になり介護が必要になっても家族で。経済的苦境に陥ったら生活保護なんかに頼らず家族でどうにかしろ。
そういうことだ。
そして谷口氏はこう疑問を呈する。