嵐・松本『99.9』がトップ独走、フジ月9は史上ワースト! 4月期ドラマ視聴率ランク
4月にスタートした春ドラマがそれぞれ最終回を迎え、平均視聴率は嵐・松本潤が主演を務めた『99.9―刑事専門弁護士―』(TBS系)が圧勝した。ベスト2位には同じく嵐の大野智主演『世界一難しい恋』(日本テレビ系)が入り、嵐メンバーの主演作がワンツーフィニッシュ。さらに3位にはV6・井ノ原快彦が出演する人気シリーズ『警視庁捜査一課9係 season11』(テレビ朝日系)がランクインし、ジャニーズタレント出演作がベスト1~3位に輝いた。
松本が初めて弁護士役に挑戦した『99.9』は初回から15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)のロケットスタートを切り、2話と最終話で今年の民放連ドラ1位となる19.1%の高視聴率を獲得。劇中に散りばめられた小ネタの数々は好みの分かれる作風だったが、全10話を通して1ケタに落ちることなく独走し、平均17.1%を記録した。ドラマの舞台裏を紹介する公式サイト「The World of 99.9」には、「こんな斑目法律事務所を今後とも宜しくお願いします。では、また会う日まで !!」とメッセージが書かれており、続編にも期待が持てそうだ。
2位はNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』で一躍ブレークした波瑠がヒロインを演じた『世界一難しい恋』で、全10話の平均は12.8%だった。初回は12.8%を記録し、2話は12.9%、3話も13.1%と右肩上がりに上昇。5話で11.5%の最低記録を出したものの、最終話は自己最高の16.0%で有終の美を飾った。
ベスト3位は初回に13.9%を記録した『警視庁捜査一課9係 season11』。渡瀬恒彦主演の人気シリーズだが、放送中の5月下旬にはその渡瀬が胆のうがんで闘病中であることを「女性セブン」(小学館)が報道。病と闘いながら『9係』の撮影を続けたそうで、こちらも2ケタをキープしたまま全11話の平均は12.1%を獲得。堂々のトップ3位入りを果たした。
続いて、残念ながらワースト3位入りしてしまった作品を紹介。3位は松下奈緒主演の『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジテレビ系)で、全9話の平均は5.6%で終了。同作の初回は4月14日に放送される予定だったが、熊本地震の発生により、翌週21日にあらためてオンエアー。初回から6.8%という先行き不安な数字にとどまり、第4話には元光GENJIの佐藤アツヒロが19年ぶりに連ドラ出演したことが話題になるも、5.0%と惨敗していた。