フジ、ウッチャンナンチャンと険悪ムード!? 『27時間テレビ』司会白紙にMC番組大コケ中
フジテレビの夏の目玉番組『FNS27時間テレビフェスティバル!』の総合司会が、明石家さんまやSMAP・中居正広などのリレー方式で行われることが決定した。しかし、2月にはウッチャンナンチャンに内定したと報道されたこともあり、「リレー方式だと普段の番組と変わらない」といったガッカリする声も上がっている。
一部報道によると、今年の『27時間テレビ』はウッチャンナンチャンが総合司会を務めると発表されていたが、フタを開けてみれば、12組のMCが1人2時間程度を持ち回りで番組を進めるといい、ウッチャンナンチャンからは内村光良のみのMC登板が決まっている。フジのレギュラー番組のMC陣を投入した面々には、土壇場の急ごしらえという指摘も飛んでいるが……。
「内定していたかはわかりませんが、フジテレビがウンナン2人に頼みたかったのは間違いありません。内定の報道にもあった通り、4月から始まった南原清隆MCの『超ハマる! 爆笑キャラパレード』は、ウンナンに『27時間テレビ』の総合司会を引き受けてほしいがために、フジが無理やりねじ込んだ番組ですから。昨年の年末ぐらいから、南原MCを想定した番組の企画案を放送作家などに出させていましたね」(バラエティー番組スタッフ)
にもかかわらず『27時間テレビ』の総合司会がウンナンに決まらなかった背景には、この『キャラパレード』の不調が関係しているという。
「内村は『痛快TVスカッとジャパン』(同)が好評で、番組内のキャラクターを『27時間テレビ』に登場させるようです。南原の番組も好調なら、同じように番組発キャラクターを『27時間テレビ』に……と考えていたようですが、その番組の視聴率がヤバイ。もっと数字の低い番組があるので、ネットなどではそこまで指摘されていませんが、人気芸人のスケジュールを押さえ、時間をかけてコントを撮っているので、意外と予算がかかっているんです。それなのに視聴率は4月のスタート当初の6%台から下降を続け、5月は4%前後と、コスパが相当悪い。今はその番組の立て直しに手いっぱいで、南原側も『27時間テレビ』どころではないといった感じのため、今年は総合司会を断ったみたいですよ」(番組ディレクター)
しかし、今回の総合司会の件で、フジテレビとウンナン側の関係性が悪化するのでは……と心配する声も。
「ウンナン側は、早い段階で『27時間テレビ』総合司会内定の話しが漏れたことで、フジテレビに不信感を抱いているとか。また南原も、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)が好調だったのに、フジの番組がコケたことでミソがついてしまった。一方でフジテレビ側も、『27時間』の総合司会を引き受けてもらう条件で、南原の番組を始めたのに、断られたことで幹部の中には快く思っていない人もいるようです。『キャラパレード』が終了するようなことがあれば両者の関係はますます悪化するでしょうから、この番組にフジとウンナンの関係が掛かっているといっても過言ではありませんね」(同)
フジの思惑通りにはいかなかった今年の『27時間テレビ』だが、『キャラパレード』を人気番組に育てることが、ウンナンとの信頼回復の第一歩かもしれない。