今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

平愛梨&長友佑都カップルの誕生で考える、恋のキューピッド・三瓶の身の振り方

2016/06/10 21:00

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

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吉本興業公式サイトより

◎大正解みつけました
 アモーレアモーレで盛り上がった長友佑都と平愛梨。なんと微笑ましいカップルでしょう。あんまり微笑ましすぎて、何かこうサラーッと流れてくな。

 誰もイメージを損なわない交際宣言は、第三者にまで利益をもたらした。キューピッドバブルに湧く三瓶。しばらくは露出が増えるかもしれないが、その後につなげられるだろうか。

 もういっそのこと、2人が結婚しても一緒に住むというのはどうか。平の家で風呂を借りるくらい仲が良かったという三瓶。しかし、そこに男の匂いはしない。あんなに仲良しだったのに、長友との交際宣言後は、もうあの頻度で家に行くワケにもいかず。いるのが当たり前だっただけに、家族も含め、何だか寂しい。これってペットロスと似てないか。こうなったら三瓶、結婚しても2人と一緒に住んだらどうだろう。男でも友達でもなく、ペットとして。

 長友にとっても、平愛梨にとっても、双方の家族にとっても、そして三瓶にとっても、それが一番いい結論のような気がする。新しい家族の形が今ここに。無理か。


◎視界良好
 アモーレに微笑んだ後は、ファンキー加藤に鼻白んだ今週中盤。ファンモンが解散した後、あんまり印象にないけど、私生活では八面六臂の大活躍してたんだなぁ。

 騒動発覚と主演映画のPRが最悪のタイミングでリンクし、市中引き回し状態が止まらない加藤。対して、思わぬ形で注目を浴びることになったアンタッチャブル・柴田。

 もう終わったこと、といった風体で、サラリと加藤をいたわりながら、元嫁や子ども、これから生まれてくる加藤との子にも気遣いを見せた。何か意外なとこで100点満点。

 これまでさんざん地獄を見て来た柴田にとって、今回の件は修羅場として物足りないくらいだったということなのか。自分が加害者ではない場というのは、こんなにも楽に息ができるのか。何を言うべきか、言わないでおくべきかが、こんなにもよく見渡せるものなのか。やりやすい上に、対比でたやすくイメージアップ。被害者サイコー!!

 騒動発覚と同時に発売された加藤の新曲「ブラザー」。タイトルを耳にするたび、誰もが柴田の顔を思い浮かべるだろう。売れるも地獄、売れないも地獄。養育費を考えると、売れる地獄で行きたい所であるが。無理か。


◎ご回復をお祈りします
 アモーレもファンキーも吹っ飛ばした、海老蔵会見の「小林麻央、乳がん」。1年8カ月も手術できず闘病中って……。わああ。

 海老蔵の人品骨柄というのは、例の灰皿テキーラの頃と、基本フォーマットは何も変わっていないと思うのだが。あの事件に、父の死、息子誕生、そしてこの件と。これだけあったら、そりゃオプションで大人になるよな。

 今後よっぽどのことがない限り、上書きされたイメージで進めていけることだろう。ロード・オブ・ザ・人間国宝……。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/22 16:21