仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

あのショーケンに上から物を言う妻・冨田リカ、その奔放すぎる生き方の妙

2016/06/02 21:00
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冨田リカ(萩原リカ)オフィシャルサイトより

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「臭いからやめてほしい」冨田リカ
『ダウンタウンなう』(フジテレビ系、5月27日)

 法律的な観点で、結婚とは何かを考えると、「配偶者と一生セックスする義務と権利」であると言える。配偶者以外とセックスをすることや、正当な理由なしにセックスを断ることは、離婚裁判では、結婚を継続できない理由として認められるのだ。

 ということは、配偶者以外とセックスしたい人、また配偶者以外に恋をした場合、セックスもしたいと思う人は、結婚には向いていないということである。

 そういう意味で、俳優・萩原健一の夫人、冨田リカはまったく結婚に向かないタイプといえるだろう。冨田は41歳の時、「STORY」(光文社)で読者モデルとしてデビューを果たす。20代の頃に芸能界にスカウトされた美貌やスタイルは健在で、かつ夫(飲食店プロデューサー)が資産家であったことも、冨田の人気を高めた一因だろう。冨田はカリスマ主婦モデルとして、『スッキリ!!』(日本テレビ系)でコメンテーターを務めるまでになる。


 冨田の勢いは止まらない。「美STORY」(同)の企画で、大ファンだった俳優・“ショーケン”こと萩原健一と対談した冨田は、「すてきなお友達になりましょう」と提案する。本当にお友達でいればよかったのだろうが、「女性セブン」(小学館)に、ショーケンと手をつないで歩く写真が掲載された。同時期に、夫との離婚届を提出していたことから、不倫を疑われることになる(冨田本人は、FAXで「有意義な人間関係」と主張したが)。

 ショーケンとの不倫疑惑で思わぬ脚光を浴びた冨田は、女性週刊誌に「実は20代の頃に結婚して、一子をもうけるが2年あまりで離婚。原因は冨田の男性関係」「2度目の夫と結婚している際も、恋人がいた」などと書き立てられる。一般的に、カリスマ主婦モデルの条件は、「高収入の夫と円満なこと」であるため、報道の真偽は別として、冨田にマイナスイメージを与えたことは間違いない。

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