『とと姉ちゃん』、“強烈ドSキャラ”で真野恵里菜ブレーク!? 大コケ女優の汚名返上なるか?
視聴率も絶好調のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(高畑充希主演/月~土曜午前8時~)に、強烈なキャラクターが登場した。同ドラマの主人公・小橋常子(高畑)は、女学校を卒業し、鳥巣商事にタイピストとして就職し、初仕事も回ってきたのだが、その5月28日放送回から本格的に登場したのが、常子の指導役となる早乙女朱美役の真野恵里菜だ。
常子は先輩タイピストたちから、いわれなき嫌がらせを受けることになるが、その中でも、最も常子にきつくあたるのが、浄書室の責任者である早乙女。そのサマはまさに、“ドS”そのもので、インパクトは絶大。毎朝、早乙女が常子をいびる様子がオンエアされることで、真野=“ドSキャラ”として、視聴者の頭にインプットされそうだ。
真野は2006年、アップフロントグループの「エッグ」オーディションに合格、「ハロプロエッグ」の第2期生メンバーとなり、アイドルとして芸能界デビューした。08年3月、「ハロプロエッグ」卒業後は、ソロ歌手として活動している。
同時に、08年からは女優業にも進出。14年4月からスタートしたドラマと映画からなる『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』シリーズでは主役に抜擢されたが、同作劇場版は全国200スクリーン以上で上映されたにもかかわらず、初週映画ランキングでトップ10圏外と大爆死。女優業に暗雲が立ち込めたが、その後、土屋太鳳&山崎賢人コンビの大ヒット映画『orange‐オレンジ‐』に出演。また、昨年10月期『結婚式の前日に』(TBS系)で、主人公・芹沢ひとみ(香里奈)の婚約者・園田悠一(鈴木亮平)に、しつこく言い寄る国会議員の娘・広瀬真菜役で、地上波プライム帯の連ドラ初レギュラー出演も果たした。
舞台も含めると、かなりの作品に出演している真野とはいえ、どうしてもアイドル時代のイメージが強く、女優としては大成したとは言い難かったが、今回の“ドSキャラ”で一気にブレークしそうな雰囲気になってきた。09年から毎年出版している写真集では、セクシーな姿態も披露しており、“ナイスバディ”としても知られるだけに、今後さまざまな役柄に挑戦できそう。苦節10年、ようやく真野に“春”が訪れるかもしれない。
(森田英雄)