「寝てる間に痩せるサプリ」「新顔スーパーフード」2016年ダイエット業界のトレンドを読む!
凍てつく冬の間、「春よ来い、早く来い」なんてことを思っていたら、アッと言う間に桜が咲き、あららと思っていたらもう葉桜。そして、現在ゴールデンウィークも過ぎ去ってしまったという今日この頃。今まで分厚いコートで隠していた腹や腕、脚が人目に晒されてしまうシーズンとなった。
来るべき本格的な夏に向けてダイエットをと思いつつも、「今からではもうムリ、ムダ」と諦めモードの人たちに、今回は2016年の最新ダイエット事情を緊急レポート。「今からでも遅くはない、人間やってできないことはない」がモットーのダイエットレポーター・ふじえりこがお伝えする。
■ダイエット救世主、スーパーフードに新顔登場
日本人は飽きやすい。昨年、巷で注目を集めていたココナッツオイルやチアシード、アサイー、スピルリナはここ最近影が薄くなりばかり。その代わり、新顔としてヘンプシード、ピタヤ、ゴジベリー、タイガーナッツなるものがダイエット業界で話題を集めているようだ。
中でも今年、イチオシとしていわれているのが、麻の実を乾燥させた“ヘンプシード”だ。“ヘンプ”……そう、“使ってしまうと警察のご厄介になる”アサ科アサ属の植物だが、注目されているのは“実”の部分。ダイエット効果があるとして、ナッツやパウダーの形で商品が発売されている(ちなみに日本では、七味などの中にも風味を増すために麻の実が加えられている)。
麻の実には、良質なタンパク質、また血中の悪玉コレステロールを減らす効果があるとされるα‐リノレン酸も含まれているそう。血流を良くすることで冷え症を改善、さらにカロリーをガンガン消費する代謝のよいカラダ作りに一役買ってくれ、ダイエット効果が期待できるという。味にクセもなく、ご飯にプラスしてもおいしく食べることができるのも、今後人気を後押ししそうだ。
昨年からジワジワと人気を集めているピタヤも注目株だ。別名ドランゴンフルーツといい、最近ではスーパーの果物売り場でも目にすることが増えた。腸内環境を整え、痩せやすいカラダづくりに有効な食物繊維が豊富で、ビタミンB、C、葉酸、カルシウム、マグネシウム、ルチン、さらに、ポリフェノール以上の抗酸化力があるとされるベタシアンも含まれているため、アンチエイジング効果も期待できる。ちなみにハワイでは、美容成分の豊富さという点で、アサイボールの人気を上回る勢いなのだとか。カロリーも、アサイーに比べ約10分の1なのだそうだ。
ゴジベリーは、杏仁豆腐に添えられている赤い果実“クコの実”のこと。世界三大美人として知られる楊貴妃も好んでいたとか、いないとか……といった話もあるようだ。そんなゴジベリーは、もともと生薬として使われていたため、薬効も高く、コレステロールを下げたり、血流を改善して代謝をアップさせたりなどのダイエット効果が期待できるそう。ほかにも、血圧のコントロールに役立つとされ、健康食品としても注目の的だ。ただ、食べ過ぎは禁物なので、1日の摂取量はほどほどに……とのこと。
最後にタイガーナッツだが、実は植物の根っこ。そのため食物繊維豊富で、デトックスパワーがあり、ダイエットの要となる腸内環境を整えてくれるんだとか。このように、今年も新顔スーパーフードが次々に登場してきているようだ。