激務といわれる保育園で長く働き続けるには……経営者が考える保育士の将来
新年度が始まったばかりの時期は保育園がざわざわしているので、昨年から学習して、4月2週目、3週目から見学の対応をしています。今年は11日より平成30年度の見学をスタートしていますが(出産日が3月4月の方のみ、事前に受付)、来週には終了してしまいそうな予感です。
保育園探しにあたり、このコラムを「全て読みました」と言ってくださる方が多くて、ほんとにうれしいです。きれいごとだけを書いているコラムではないので、賛否が分かれるとは思いますが、それでも読んで「入りたい!」と思っていただけたことがなおうれしく思います。また、「VERY」(光文社)の連載で知って、「妊娠したらこの保育園に!」と来られた方もいました。いつかは現場を退いて、若いスタッフだけにした方がいいのかもしれませんが、まだまだ私を必要としてくれる人たちがいるので、がんばりますっ!
新しく始めたベビーシッター業の「森のナーサリー」ですが、保育園在園児以外の契約もあり、ちょっとずつ増えていきそうな予感です。いきなり忙しいわけではなかったので、試行錯誤する時間がありました。
ですが、大きな問題が! 求人募集をして面接をしてから2カ月たっただけなのに、いざシッターのお願いや研修の連絡をすると、「違う仕事をしていますので働けません」と何人かに言われてしまいました。4月1日オープンと説明をしていたのに、謎です。森のナーサリー以外にもすでに他シッター会社へ登録をし、シッターを生業としているプロシッターの方は裏切りませんでした。結果残ったのはプロシッターばかりです(笑)。ある意味安心ですね。中には「親の介護をすることになり……」と書かれたきれいなハガキを送ってくださる方もいて、この手の商売は、事前にプロシッターを確保して、再度直近で募集をしないといけないことがわかりました。
スタートすると、「番地だけでは到着できない50代の方」がいたりして、怖いので二度と頼むまいと思いました。本人もわかっていて、「事前に練習」しないと自信がないそうです。この仕事は事前に練習なんかしていたら、交通費がバカになりません(練習は自腹)。固定のお客様だったらいいですが、単発のお客様も多いですし、方向オンチには無理な仕事なのです。現代ではスマホの地図アプリを使えば誰でも目的地に到着します。ですが、スマホを使えない方もいて(持っていない中年も多い)、ますますプロシッターさんの仕事が増えてしまいます。
変わったことといえば、ベビーシッターと兼務でとうとう事務職の方を雇いました。仕事も早いし、保育園の忙しい時間は手伝ってくれるし、シッターさんが足りない時は現場にも行ってくれます。シッターの応募に来ていただいた中で一番美人、安心感、若すぎない、字がきれい……そんな彼女を事務&シッターでスカウトしちゃいました。
■保育士さんは「若い方がいい」の理由
保育園には、「predia」というアイドルユニットのメンバーでもある、まえだゆう先生が加わりました。事務所のマネジャー経由で預かりをお願いされ、4月から働いてもらっています。ビジュアルがいいスタッフを見ると、女でも気分が上がります♪ きっとお父さんたちはもっと上がるのかもしれませんね。