保育士の待遇ではなく、“世間”が最大の敵! 保育園経営者から見た「保育園落ちた、日本死ね」の実情
前回、このコラムで乙武(洋匡)さんのことに触れたら、直後に彼の不倫騒動が起こったので、ちょっとしたデスノートになり1人で喜んでいます(笑)。保護者にも「すごい、デスノート! 東原亜希みたい」と言われました。
保育園「駒沢の森こども園」は新年度を迎え、そして4月1日に新事業のベビーシッター会社「森のナーサリー」がオープンしました。いまのところ保育園在園児の予約ばかりですが、初日に問い合わせがあり、少しだけほっとしました。そして、いきなりホテル椿山荘東京に取引していただけることになり、社会的に信用度のなかった保育園設立時とはまったく違うなと感じています。駒沢の森こども園がまもなく5周年を迎えること、園が有名になったこと、私の知名度が上がったこと(笑)、相乗効果なのかもしれませんね。
広告はこの「サイゾーウーマン」(笑)と、炎上が通常運行の夜の掲示板「ホスラブ(ホストラブ)」です。森のナーサリーは24時間営業なので、「ホスラブ」ユーザーであるお水ママや風俗ママの需要があると思うし、実際、雑誌「サイゾー」で「人妻風俗嬢」のインタビューを1年間連載して、質のいい24時間保育を求めている人たちと出会い、提供できればと思いました。
そういえば、春休みは仕事ばかりで、娘をどこにも連れて行っていない! 保育園のお友達から、石垣島、金沢、京都のお土産をもらっているのに、娘が行ったのはラゾーナ川崎プラザぐらいじゃないか! 今週月曜日から学校なので、土日にお台場へ泊まりに行って終了です。
■資格を持っているのに保育士にならない理由
最近話題となった匿名ブログ「保育園落ちた、日本死ね」に対する世論にはちょっと衝撃でした。国はどんどん保育園を作っているんですよ。だからなにもしていないのではありません。働く予定のなかった人が「じゃ、私も働こうかな」と増えて、いたちごっこ状態なのです。本来は専業主婦予定だった人もかなりいるみたいですし。「保育士不足」「用地不足」「住民の反対」が、保育園の増えない理由とされていますが、保育業界を知る私の立場として解説させてください。