コラム
今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

乙武洋匡不倫騒動の「嫁の謝罪」について、考えてほしいアノ人

2016/03/25 21:00

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

乙武洋匡オフィシャルサイトより

◎先達に学ぶ
 「乙武さん、不倫」。字面がすごいな。5人て人数もなかなか。「結婚」のときはあえて皆で自粛していた下世話な想像が、「不倫」となると脳内フルスロットル。まったくエロい話だぜ。選挙より「ロマンポルノリブートプロジェクト」に出る方が向いてるんじゃないか。できれば白石和彌監督で。

 あと、嫁の「一緒に謝る」という姿勢も、それはそれでヤンヤ言われるということが判明。まだ現場を押さえられたわけではないけれど、どうする、どうなるロンブー淳。

◎稀代のプロフェッショナル
 意識不明で倒れ、顔面強打で緊急搬送されたといういっこく堂。この件で初めて彼のブログを見たのだが。「達筆な手書きの文章を、俯瞰で撮って文として掲載する」という、かなり変わった更新方法が取られていた。「漢字を忘れがち」「字がうまくなりたい」「筆ペンが苦手なので克服したい」という理由で今年の1月からこのスタイルにしたようだが。何かこう、余人には追随できない独特の生真面目さが感じられる。

 52歳という年齢。結婚して一児の父。数々の栄誉ある賞を受賞。何といっても、あの見事な腹話術。全てが目の前でつまびらかにされているというのに、全てが浮世離れしていて、捉えどころがひとつもない。ちなみにブログタイトルは「ドゥーチュイムニイ」。調べればきっと意味はわかるんだろうが、わかったところで近づけない。これが本物のミステリアス! ショーンKとは間逆のベクトル。

◎会員一揆
 SMAPファンクラブの会員証が全然届かないという。いろんなことで冷遇して兵糧攻めにするつもりなのかと思っていたが、単に人材の流出が止まらないだけなんじゃないか。金振り込んだのに商品届かず連絡不通って、ほとんど詐欺と変わらない。

 企業としてのこの脆弱さを見ていたら、I女史は「いつかジャニーズを上場したい」という野望を持っていたのではないかとふと。儲けた金はすべて私腹。それがワンマン経営の醍醐味。上場の「じ」の字を脳内に思い浮かべただけで、下の者は殲滅必至。「命があるだけでもありがたく思え」って状態に晒されてたのかもしれん。……指紋認証必須の特別室に入院しているのは、実はI女史なのかも。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/22 16:22
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