コラム
【連載】夫の不倫相手を訴えた! 実録「慰謝料請求裁判」体験記10

夫の不倫相手に慰謝料請求を決意 最初にするべきこととは?

2016/03/24 14:00
Photo by Christopher Sessums from Flickr

 こんにちは、まほです。結婚4年目にして、夫の不倫が発覚。その日を境に、今まで送ってきた生活は、がらりと大きくありようを変えました。その顛末記です。

■慰謝料請求の方法と手順

 夫の不倫相手であるさなえ(仮名)に慰謝料を請求することを決意したわたしが、まず最初にしたのは、請求の方法を調べることです。すると、以下のような手順になることがわかりました。

1.まずは内容証明で、慰謝料を請求する。その際、支払いの意思の確認、支払いの意思が見られない場合は、裁判に移行する可能性があることなども付記する。
2.相手が支払う意思はあるが、減額を求めてきた場合は交渉に移行。話がまとまれば示談。
3.相手方が支払う意思を見せない場合、また、交渉しても、金額の折り合いがつかない場合は訴訟に。

 さらに、内容証明を送る場合には、3つの選択肢があることが判明しました。

1.弁護士
内容証明の作成、発送から、相手方との交渉や、調停、訴訟に関わることまで、すべてオールインワンでしてもらえる。着手金と成功報酬が必要で、着手金は請求金額に応じ、成功報酬は慰謝料として支払われた金額からのパーセンテージで計算される。例えば、北海道から沖縄まで日本各地に事務所を構える大手弁護士事務所Aの場合は、着手金20万円~、成功報酬は17.28%。その他に、日当(税込)として、出廷1回につき3万2,400円がかかる。

2.行政書士、司法書士
内容証明の作成、発送、交際中止の誓約書、示談書作成までができる。代理人となる権限はないため、相手方との交渉は自分でする必要がある。また、訴訟に発展した際には、また別に弁護士を雇うか、自分で執り行うしかない。ただし、認定司法書士に限り、相手方への請求金額が140万円以下であれば、代理人として相手方との交渉や、裁判所に出廷し訴訟行為を行うことができるが、相手方が支払いを履行しなかった場合の強制執行(給料や貯金などを差し押さえること)は行えない。

3.自分でがんばる
自分で送ることも、もちろん可能ですが、1枚に書く文字数や使用できる文字、出し方などに決まりがあるので、多少勉強が必要。普通郵便代金+内容証明料+書留料+配達証明料(任意)。 内容証明料は、手紙文1枚の場合430円なので、2,000円もあれば十分。

 ちなみに、慰謝料の金額は、数十万円から300万円程度。訴訟に発展した場合は、不倫期間の長さ/離婚に至ったか否か/相手方の経済状況/不倫していた当事者同士の力関係などを加味して決定するそうです。

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