芸能
これぞ大手事務所パワー

オスカーの“ゴリ押し”炸裂!? 高校卒業直後なのに、“教師役”抜てきの朝ドラ女優

2016/03/21 11:45
『小芝風花 ファースト写真集「風の名前」』(ワニブックス)

 またまた、オスカープロモーションが“ゴリ押し”か? 現在、NHK連続テレビ小説『あさが来た』(月~土曜午前8時~)で、主人公・白岡あさ(波瑠)の娘・千代役を演じている小芝風花が、4月期のフジテレビ系連続ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』(松下奈緒主演/木曜午後10時~)に、教師役で出演するという。

 小芝はこの3月に高校を卒業したばかりの18歳。ドラマでは、新任の保健の先生・秋川莉々(22)役に起用される。小芝はただでさえ童顔なのに、22歳の教師役は、かなり無理があるキャスティング。年齢的にほかにもっと適任者はいたはずだが、それでもフジが小芝を起用したところに、武井咲、剛力彩芽同様のオスカーの“ゴリ押し”を感じさせる。

 同ドラマは、34歳にしていまだ結婚を意識していない独身の小学校教師・立木早子(松下)が、周囲に巻き込まれるかたちで結婚に向けて歩き出し、時に傷つきながらも運命の人と巡り会うべく奮闘するストーリー。小芝の役柄は、松下の同僚で、一見おとなしそうで控えめに見えるが、実は計画的で結婚願望が非常に強く、緻密な結婚予定年表を作成するという強者で、その一方、いったん恋に墜ちてしまうと、計算通りに行動できない乙女な一面も併せ持っている。幼い見た目のため、子どもたちからは慕われやすい半面、高学年の生徒からはからかわれたりもするという設定だ。

 ほかの同僚教師役として、間宮祥太朗、貫地谷しほり、佐藤仁美、八嶋智人、山内圭哉、田野倉雄太らが出演するが、この中で最年少の間宮でさえ22歳。今月31日まで、身分上は現役女子高生の小芝が22歳の教師役というのは、かなりの違和感を禁じ得ない。

 これもまた、オスカーの“ゴリ押し”のなせるワザなのだろうが、朝ドラでの演技は一定の評価を受けているだけに、『早子先生~』でも演技力で、その風評を吹き飛ばしてほしいものだが……。
(森田英雄)

最終更新:2016/03/21 11:45
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